エアコンのおやすみモード、使っていますか?
「名前は知ってるけど、ちゃんと設定したことない」という方、実は私もそうでした!
ある夏の夜、エアコンの冷やしすぎで夜中に目が覚めてしまい、翌朝ひどくだるかったことがありました。それをきっかけにおやすみモードを試したところ、朝まで起きずに眠れるようになったんです。
この記事でわかること
- エアコンのおやすみモードとは何か(仕組みと特徴)
- 電気代は本当に安くなるのか
- ダイキン・パナソニック・シャープの機能の違い
- 冷房・暖房それぞれの正しい使い方
おやすみモードを正しく使えば、快眠と節電の両立が期待できます!
さっそく見ていきましょう。
目次
エアコンのおやすみモードとは?基本の仕組みを解説
名前は聞いたことがあっても「なんとなくそのまま使っていない」という方は多いのではないでしょうか。私がそうでした。
どんな仕組みなのかを知ってから使い始めると、設定のしかたも迷わなくなります。
このセクションでは、おやすみモードとは何か・切タイマーと何が違うのかを理解できます。「なんとなく使っていなかった」から「意味がわかって使える」に変わるはずです!
おやすみモードで変わること|風向きと温度の自動調整
エアコンのおやすみモードとは、快適で心地よい睡眠環境を整えるための機能です。
具体的には以下の2つの動作をします。
- 身体に直接風が当たらないよう、風向きが上向に設定される
- 室温を適温にするため、自動的にスリープモードとなる
エアコンの風が直接体に当たると、冬は「寒い」、夏は「冷えすぎて痛い」と感じる原因になります。
風向きを上向きにするだけで、体感はかなり変わります。冷暖房は使いたいけどエアコンの風が苦手という方にこそ、まず試してほしい機能です。
タイマーとの違い|切タイマーでは代用できない理由
「切タイマーがあればおやすみモードは不要では?」と思う方もいるかもしれません。
しかし切タイマーはエアコンを止めるだけで、止まった後の温度管理はできません。夜中にエアコンが切れて暑くなり、また起きてつけ直す……という経験をした方も多いはずです。
おやすみモードは睡眠中ずっと室温を調整しながら動き続けるのが特徴で、切タイマーとは根本的に役割が違います。
「切タイマーで寝ると必ず夜中に起きる」という方は、おやすみモードへの切り替えを検討してみてください。
エアコンおやすみモードの電気代は安くなる?
「おやすみモードにすると電気代が上がるのでは?」と心配する方もいます。私もそう思っていました。ところが調べてみると、むしろおやすみモードのほうが電気代が抑えやすいことがわかりました。
このセクションでは、おやすみモードが節電になる仕組みと、具体的な温度設定の目安を解説します。読み終わると「おやすみモードを使ったほうが電気代が安くなる理由」がスッキリ理解できます。
おやすみモードのほうが節電できる理由
エアコンは家庭内の電気使用量ランキングで上位に入る家電です。節電の効果が出やすい分、使い方を間違えると電気代が跳ね上がります。
エアコンが最も電力を消費するのは、外気温と設定温度の差が大きいときです。特に運転を開始した瞬間、設定温度まで一気に冷やす・温めるタイミングに消費電力が集中します。
つまり、夜中に暑さや寒さで目が覚めてそのたびにオンオフを繰り返すのが一番電気代がかかります。おやすみモードで一定に保ちながら付けっぱなしにするほうが、トータルの消費電力は抑えやすいのです。
たとえば、ダイキンのおやすみ運転を冷房設定28℃で8時間使用した場合の電気代の目安は約20円(電力料金単価31円/kWhで試算)とされています。電気代が年々高騰している今こそ、おやすみモードを上手に活用する価値があります。
電気代を抑えるための温度設定の目安
おやすみモード使用時の推奨温度設定の目安は、冷房で26〜28℃・暖房で20〜22℃程度です。
また、夏より冬のほうがエアコンの電気代は高くなりやすいことも知っておきましょう!理由は外気温との差です。
エアコンの推奨設定温度は夏28℃・冬20℃ですが、外気温は冬のほうが格段に低いため、差が大きくなります。差が大きいほどエアコンが頑張らなければならず、電気代が上がります。
冬こそおやすみモードで温度の自動調整にまかせて、余計なオンオフをなくすのが節電のコツです。
ダイキンのおやすみモードの特徴(うるさらX Rシリーズ)
エアコンメーカーの中でもダイキンのおやすみモードは、温度調整の細かさで特に評価が高いです。
私の友人がダイキンを使っていて「起床時間を設定したら目覚めがスッキリした」と話していたのが印象に残っています。
このセクションでは、ダイキンのRシリーズに搭載された「新・おやすみモード」の仕組みと、スマートフォンアプリとの連携機能について詳しく解説します。
ダイキンのエアコンを持っている方はもちろん、これから買い替えを検討している方にも参考になる内容です。
設定温度±1℃で制御する新・おやすみモードとは
ダイキンのRシリーズ(うるさらX)に搭載されている「新・おやすみモード」は、就寝中に設定温度から上下各1℃の範囲で室温を自動調整してくれます。
さらに起床時刻をあらかじめ設定しておくと、就寝前にいったん温度を上げてから徐々に下げ、起床に向けて再び温度を上げるというサイクルを自動でおこなってくれます。
人間の睡眠は深い眠り(ノンレム睡眠)の時間帯に体温が下がりやすい特性があります。
それに合わせて室温を調整してくれる設計なので、眠りの質を高める理にかなった機能です。快眠だけでなく、爽やかな目覚めまでサポートしてくれます。
なお、Rシリーズは加湿・除湿機能と換気機能も搭載されており、睡眠中の乾燥が気になる方にも向いているシリーズです。
スマートアプリとの連携機能
ダイキンは「ダイキン スマートアプリ」との連携により、スマートフォンから外出先でもエアコンの操作ができます。
布団に入ってからリモコンを探さなくても、スマホで温度調整できるのは地味に便利です。
以前は「ねむロク」という入眠検知アプリも提供されていましたが、起動できなくなるなどの不具合報告が多く、現在は「ダイキン スマートアプリ」がメインのスマートコントロール手段となっています。
購入後はまずスマートアプリの設定をしておくのがおすすめです。
パナソニックのおやすみモードの特徴(エオリア)
パナソニックのエオリアシリーズは「おやすみ運転中の操作を学習して次回に反映してくれる」快眠メモリー機能が特長的です。
「温度調整が面倒で結局おやすみモードをやめてしまった」という方に特に向いています。
このセクションでは、おやすみ切タイマーと快眠メモリーの仕組み、さらに2023年以降に登場した睡眠特化シリーズ「エオリアスリープ」についても解説します。
パナソニックのエアコンを検討中の方は、普通のエオリアとエオリアスリープどちらが自分に合っているかの判断材料になります。
おやすみ切タイマー・快眠メモリーの仕組み
パナソニックのエオリアシリーズには「おやすみ切タイマー」が搭載されており、中に「おやすみ運転」と「快眠メモリー」の2つの機能があります。
おやすみ運転は、タイマー運転を開始してから1時間後に自動で温度と風量を調整し、冷やしすぎ・暖めすぎを抑えてくれます。
快眠メモリーは、おやすみ運転中に「もう少し涼しくしたい」「温度を少し上げたい」とリモコン操作した内容をエアコンが記憶し、次回から自動で反映してくれます。
使うほど自分好みに育っていく機能なので、最初は「少し暑いかも」と感じても、何日か使い続けていくと最適な設定に近づいていきます。
エオリアシリーズはナノイーX(48兆)も搭載しており、冷暖房をしながら室内の空気を清潔に保てる点も人気の理由です。
睡眠特化シリーズ「エオリアスリープ」も登場
2023年以降、パナソニックからは睡眠に特化した「エオリアスリープ(PXシリーズ)」という専用シリーズも登場しています。
エオリアスリープにはベッドサイドに置くセンサーが付属しており、検知した温度・湿度をもとに睡眠の経過に合わせた温度コントロールをおこないます。
専用アプリ「Eolia sleep」と連携することで、起床時に「暑かった」「ちょうどよかった」と評価を入力するだけで当日の夜の運転設定に反映されます。
睡眠の質を本格的に改善したい方、寝室のエアコンを新しく買い替える予定がある方は、通常のエオリアに加えてエオリアスリープも候補に入れてみてください。
シャープのおやすみAIの特徴(COCORO AIR対応モデル)
シャープのおやすみAIは、クラウド上のAIが気象情報をリアルタイムで取り込んで温度を自動調整するという点がユニークです。
「自分で細かく設定するのが面倒」「天気によって毎日寝室の温度が違う」という方に向いています。
このセクションでは、シャープのCOCORO AIR対応モデルに搭載されたおやすみAIの仕組みと、実際の睡眠改善データについて解説します。
また旧モデル(N-Pシリーズ)と現行モデルの違いについても整理するので、シャープのエアコン選びの参考にしてください。
クラウドAIが気象情報をもとに温度を自動調整
シャープはCOCORO AIR対応モデル(VシリーズなどのAI搭載機種)に「おやすみAI」機能を搭載しています。
おやすみAIは、睡眠中の気温・湿度などの気象情報をクラウド上のAIがリアルタイムで分析し、温度を自動で調整してくれる機能です。
スマートフォンアプリ「COCORO HOME」と連携すれば、外出先からの操作や室内の状態確認も可能です。
なお、以前紹介されることが多かったシャープの「N-Pシリーズ エアレスト」は2021年モデルで、現在は販売終了しています。
おやすみAI機能自体は現行のCOCORO AIR対応シリーズに引き継がれています。
シャープのエアコンを購入する際は、最新シリーズでCOCORO AIR対応かどうかを確認してください。
中途覚醒13%減・深い眠り9%増のデータとは
シャープがおやすみAI搭載エアコンで実施した調査では、一定温度の通常設定と比べて中途覚醒が13%減少・深い眠りの時間が9%増加したという結果が報告されています。
数字で見ると地味に感じるかもしれませんが、毎晩の睡眠に積み重なっていくと考えると、体調や日中のパフォーマンスへの影響は小さくないはずです。
私自身もおやすみモードを使い始めてから、翌朝の疲れの残り方が違うと感じています。エアコンの機能ひとつでここまで変わるのかと実感しました。
暖房・冷房でのおやすみモードの正しい使い方
おやすみモードは冷房でも暖房でも使えますが、季節によって「何が改善されるか」が少し違います。
私は最初、夏の冷房だけに使っていましたが、冬の暖房でも使うようになってから乾燥による喉の痛みがかなり減りました。
このセクションでは、暖房・冷房それぞれの使い方のポイントを解説します!
「暖房でも使えるの?」という方も、読み終わると一年中おやすみモードを活用するイメージが持てるはずです。
暖房で使うと乾燥・寒さが軽減できる
冬に暖房をつけたまま寝ると「風が体に当たって寒い」「乾燥して朝に喉が痛い」という悩みが出やすいです。
かといって暖房を切ると、夜中のトイレや朝の起床時に寒くて布団から出られない。このジレンマを解消してくれるのがおやすみモードです。
暖房でおやすみモードを使うと、風向きが上向きになって体への直撃を防げます。
室温も徐々に調整されるので、温めすぎによる乾燥も軽減されます。それでも乾燥が気になる場合は加湿器の併用がおすすめです。
ちなみに日中の暖房は風向きを下向きにするのが正解です。
暖かい空気は天井付近に溜まりやすいため、下向きにすることで足元まで暖気が届きます。
普段は下向き・就寝時はおやすみモードで上向き、と季節を問わず使い分けてみてください。
冷房で使うと夜中に寒くて目が覚めなくなる
夏の冷房使いで多い悩みが「寒くて途中で目が覚める」「切タイマーが切れた後に暑くて起きる」です。
実際、夜間のエアコン操作のうち6割は設定温度の変更だという調査データもあります。それだけ夜間の温度管理に悩んでいる人が多い証拠です。
おやすみモードを冷房で使うと、就寝後に徐々に温度が上がる設定になり冷やしすぎが防げます。
私も以前は切タイマー派でしたが、タイマーが切れた後に暑くて目が覚めることが多く、おやすみモードに変えてから朝まで起きることがなくなりました。
夏の睡眠の質に悩んでいる方には、まず一週間試してみてほしいです。
まとめ|エアコンおやすみモードで快眠と節電を両立しよう
エアコンのおやすみモードとは、睡眠中の風向きと室温を自動調整し、夜中ずっと快眠環境を整え続けてくれる機能です。
- おやすみモードは風向きを上向きに固定し、体への直接風を防ぎながら室温を自動コントロールする
- ダイキン(Rシリーズ)は設定温度±1℃の細かい制御で、起床時刻に合わせた温度サイクルまでサポート
- パナソニック(エオリア)は快眠メモリーでリモコン操作を学習し、使うほど自分好みの設定に育っていく
- パナソニックには睡眠特化の「エオリアスリープ」シリーズもあり、ベッドサイドセンサーで睡眠経過に合わせた制御が可能
- シャープ(COCORO AIR対応モデル)のおやすみAIはクラウドAIが気象情報を分析し、中途覚醒13%減・深い眠り9%増の効果も報告されている
- 夜中にオンオフを繰り返すより付けっぱなしで自動調整するほうが電気代は抑えやすく、8時間運転で約20円(28℃設定・試算値)が目安
- 冬は外気温との差が大きくなるため夏より電気代が上がりやすく、おやすみモードの節電効果が特に発揮されやすい
「夜中に目が覚める」「朝の疲れが抜けない」と感じている方は、まずおやすみモードを一週間試してみてください。快眠と節電、両方の変化を実感できるはずです。
