メダカの寿命のサインは見た目で分かる!ストレスなしが長生きの秘訣

あなたはメダカを飼ったことはありますか?

メダカは小学校や家で飼っていたり、飼っていなくても水族館などで見たりすることができる、身近な魚です。

金魚と同様に飼いやすい魚として、昔から観賞用としても飼う人が多いようです。

メダカには寿命があるので、飼っていれば当然メダカの死と向き合わなければならない時がきます。

メダカの寿命は、生活環境によって大きく変わります。

寿命を迎えたメダカは、身体や行動の変化など、見た目で分かるサインがあります。

このサインは体調不良のときにも似たような行動をとるので、覚えておくと異変に気づくことができます。

この記事ではメダカがどのようなサインを出すのか、4つの変化をお教えします。

また、産卵はメダカの寿命に関係してくるので、長生きのコツと合わせて覚えておきましょう。


メダカの寿命のサインは見た目で分かる4つの変化

メダカの寿命は平均で1~2年、長ければ5年も生きる魚で、寿命を迎えると身体や行動の変化でサインを出します。

毎日観察していたら分かる変化なので、覚えておくとすぐに異変に気が付きますよ。

餌を食べなくなり身体がゆっくり細くなる

メダカは食欲旺盛で、餌をあげればいつでも寄ってきます。

寿命が近付くと消化器官が衰えて食欲がなくなって、身体が痩せてきます。

今まで餌をパクパク食べていたのに突然食べなくなり、上から見たときに線が細くなっているときは、寿命が近いサインです。

また、人間と同じく高齢化すると背骨が曲がってくるメダカもいます。

線が細くなり背中も曲がってきているメダカは、老衰化していると考えられるので寿命が近いと考えられます。

動きがゆっくりになり泳がなくなる

メダカは人間と一緒で、老衰によって筋肉が衰えてあまり泳げなくなります。

動きがゆっくりになったり、泳がないで水槽の地面や壁際でじっとしていたりします。

水温が高い、水質の悪化、病気の前兆、酸欠など他の原因の可能性もあります。

ヒレにハリがなくなり身体に艶がなくなる

こちらも人間と一緒で、老化してくると身体のハリがなくなってきます。

それぞれのヒレにハリがなくなり、身体の艶が消えて身体がくすんだように見えてきます。

飼い始めてから1~2年経っていて変化を感じ始めたら、寿命が近いサインかもしれませんね。

病気の可能性もあるので、飼い始めてからの年数を加味しながら考えましょう。

メスが産卵をしなくなる

メスに起こる寿命のサインですが、今まで産卵の経験があるメスで、産卵を全くしなくなったら寿命が近い可能性があります。

こちらも人間と一緒で、身体が老化すると繁殖機能も衰えてきます。

産卵には大きなエネルギーが必要になるので、身体が老化してくると産卵が出来なくなってきます。

一度も産卵したことがない、もしくは若いのに産卵しなくなったメダカは、体調不良やオスとの相性が悪い可能性があります。


メダカの寿命は産卵が多いほど縮まる可能性がある

前述したとおり、メダカは産卵に大きなエネルギーを必要とします。

産卵を繰り返すほど、寿命が縮んでしまう可能性があります。

毎日産卵すると産卵疲れで死んでしまうことがある

メダカを育てていくうえで、オスとメスで繁殖させたいと考える人もいるでしょう。

メダカは産卵に適した環境であれば1回で10個から50個、毎日産み続けることができます。

生涯で産む卵の数は多くて500個近くと言われています。

【メダカの産卵に必要な条件】

  • 健康で相性の良いオスとメスがいること
  • 十分な栄養があるエサと良い水質
    ※エサは1日2回以上食べ残さない程度、水は1~2週間に1回適度な量の水を換える
  • 12時間以上の日照時間があること
  • 水温が18℃~30℃であること

しかし増やすことだけを考えていたら、親のメダカの寿命に影響を及ぼす可能性があります。

メダカは産卵を続けると産卵疲れをしてしまい、前日まで産卵してたはずが突然止まってしまいます。

産卵はメダカの体力を消耗させてしまうので、毎日産卵させていると産卵疲れにより死に至ってしまう場合があります。

メダカを繁殖させたい気持ちは分かりますが、メダカを休ませてあげてあげるために、産卵体勢を取り除いてあげましょう。

産卵させてあげないと病気になる可能性がある

メダカが産卵すると寿命が縮むのであれば、最初から産卵させないという方法もありますが、あまりオススメできません。

メダカは産卵させてあげないと「過抱卵」という、卵がお腹から出てこずに溜まっていく病気になってしまうのです。

過抱卵をそのまま放置してしまうと、卵がどんどんお腹に溜まって死んでしまいます。

【過抱卵の原因】

  • オスとの相性が悪い
  • 生殖孔がつまっていて排卵できない

メダカは、卵を抱えているメスにオスが求愛行動をして、受け入れてもらえたら身体を寄り添わせながら産卵します。

オスとの相性が悪ければ当然産卵はせず、生殖孔がつまっているのであれば、オスから求愛行動されても排卵できません。

対処法

  • ペアのオスを変えてみる
  • 容器や水換えをして、環境に少し刺激を与えてみる
  • 麺棒でお腹をツンツン刺激してあげる

繁殖をさせたくなければ卵はそのまま

メダカを増やしたくない、増えても飼えないという人もいますよね。

メダカの繁殖を望まない人は産卵した卵をそのまま放置しておきましょう。

メダカは口に入る物は何でも食べてしまう雑食の傾向があるので、卵を別の水槽に移さず放置しておけば卵を食べてしまいます。

もし卵からかえってしまっても、稚魚も食べてしまうので増えることはありません。

繁殖行動をなくすことはできませんが、数を増やしたくなければメダカ本人に任せましょう。

逆に繁殖を望んでいる人は、産卵したら親魚と分けて孵化させてください。

【卵を無事に孵化させるには】

  • 食べられないように親魚と容器を分ける
  • カビが生えないよう水は1日に1回換える
    ※なるべくエアレーション(ぶくぶく)を使って水に弱い流れをつくる
  • 水温は25℃くらいがベスト
  • LEDライトか日光を14時間ほどあててあげる
  • 産卵から10日前後で孵化できる

メダカの寿命は種類で変わらないが丈夫さが違う

メダカには様々な種類があって、飼い始める時にどのメダカにしようか迷うこともありますよね。

メダカは種類によって寿命や育て方、繁殖の仕方は大きく変わりませんが、原種に近い方が丈夫で長生きしやすいです。

品種改良を重ねて生まれた種類のメダカは、病気にかかりやすかったり繊細であったりする可能性があります。

そこで私の方で原種に近くて飼いやすいメダカの種類をピックアップしてみました。

育て方の環境によってメダカが長生きするかどうかも決まってきますので、長生きさせるためのコツもご紹介します。

初心者は丈夫で飼いやすいメダカを選ぼう

市販のメダカはほとんどが品種改良されているメダカです。

しかし、どのメダカも寿命は平均で1~2年、長くても5年ほどで変わらないのでお気に入りのメダカを探しましょう。

原種に近いメダカほど環境の変化に適応できて丈夫なので、メダカ飼育初心者の人は原種に近いメダカがオススメです。

【原種に近くて飼いやすいメダカ】

種類名 特徴
クロメダカ
  • 黒っぽい身体で落ち着いた色合い
  • 日本で野生で生息もしている、最も原種に近いメダカ
  • 環境の変化が激しい自然界でも生きることができるため丈夫
ヒメダカ
  • 薄いオレンジ色で、観賞用にも適している
  • クロメダカの突然変異でできた種類で、野生でもみられる
  • 丈夫で、ペットショップなどで安価で購入できる
アオメダカ
  • 照明のもとで上からみると青みがかった色
  • 原種に近い基本品種のメダカの一種で、丈夫な体質
  • 色合いが上品で、比較的安価で購入しやすい
シロメダカ
  • 身体全体が白い
  • 原種に近い基本品種のメダカの一種で、丈夫な体質
  • 比較的安価で購入しやすい
  • アルビノメダカと違い、目が黒い
楊貴妃メダカ
  • 2004年に登場した改良品種
  • ヒメダカよりも濃い鮮やかなオレンジ色
  • 改良品種だが、他の基本品種と同様に丈夫な体質
  • 色の濃さや身体の大きさによって価値が変わる

メダカはペットショップや通販でも販売されていますが、メダカを選ぶときには見て欲しい点が4つあります。

  1. 元気に泳いでいるか
  2. やせていないか
  3. 身体に艶があるか
  4. 見た目に異常がないか(ヒレがボロボロ、白い斑点など)

この4つを見て、元気なメダカを家に迎えてください。

メダカを長生きさせるために

メダカは人間と同じく、生まれ持った体質によって寿命よりも短命である個体もいます。

飼育環境による寿命の変化は人の手によって変わるので、ポイントを押さえてメダカを長生きさせましょう。

メダカを長生きさせるポイントは5つあります。

  1. 過密状態にしない
  2. 水質や水温を適正にする
  3. ストレスを与えない
  4. 日光をあてる
  5. 病気の早期発見、早期治療

それでは、1つずつ解説していきます。

【1.過密状態にしない】

メダカは数が多すぎると酸欠になったり、水が汚れるスピードが速くなったりします。

メダカ1匹に占める水の量が多いほど安全に飼育できるので、最低でも1匹あたり1ℓにしましょう。

泳げる範囲が狭いとメダカ同士がぶつかって怪我をしてしまったり、ケンカしたりしてしまいます。

繁殖してメダカの数が増えてしまった場合は、分けて飼育すると良いですね。
【2.水質や水温を適正にする】

メダカは日本の気候の変化に順応しているため、あまり手間を必要とする魚ではありません。

急激な水質の変化や水温の変化はメダカの健康に影響を及ぼすので、水温は18℃から28℃にしてあげましょう。

夏は急激に水温が上がるので、水を少し多めにしてあげる温度の上昇が和らぎます。

水槽の水に水道水を使用する場合は、魚に悪影響を及ぼすカルキ(塩素)を抜いてください。

カルキ抜きは市販でも売られているほか、煮沸や日光にあてる方法もあります。

また、メダカに適している水質は弱酸性から弱アルカリ性で、理想はpH7.0の中性付近です。

メダカのフンやエサの食べ残しで、水質は徐々に酸性に傾いていくので、水換えをして中性状態を維持しましょう。

水換えだけでなく、こまめにフンや食べ残しを取り除いてください。
【3.ストレスを与えない】

メダカはストレスを感じると食欲がなくなったり、免疫力が落ちたり健康に悪影響を及ぼします。

長生きさせるためにはなるべくストレスを与えないようにしましょう。

メダカのストレスになる大きな原因は、飼育環境の大きな変化によるものです。

急激に水質や水温が変わるとメダカの身体に負担がかかるので、水換えは2週間に1度、3分の1から5分の1の量にしましょう。

水質以外にも、水流が強いのもメダカにストレスを与えます。

メダカは水流に対抗して泳ぐ習性があるので、水流を強くするとそれに対抗して泳ぎ続けてしまいます。

強い流れに対抗して泳ぎ疲れて身体が衰弱しないように、水流は弱めに設定しましょう。

また、エサを与え過ぎるのもメダカにストレスとなります。

エサを与え過ぎると、フン詰まりや消化不良になってしまい、死んでしまうこともあります。

エサは1日1、2回で2~3分で食べきれる量を与えましょう。
【4.日光を当てる】

メダカは日光浴が大好きで、日光を浴びることで成長を促す栄養を作りだしています。

日光を当ててあげないと、栄養不足で短命となってしまう可能性があります。

室内飼育であれば、LEDの水槽用ライトを購入して光を当ててあげましょう。

なるべく自然環境に近づけて、日光は1日8時間から13時間程度当てて、水槽には水草や流木などでメダカの隠れ家もつくりましょう。

【5.病気の早期発見、早期治療】

メダカにはかかりやすい病気があり、早期発見ができれば治療もできます。

病名 症状
水カビ病
  • 身体に綿のようなカビが生える
  • 水温が高いと発生しづらい(27℃~29℃)
  • 隔離して長期的に沐浴をさせる必要あり
まつかさ病
  • うろこが経って、ささくれている
  • 全身がささくれてしまうと、治療の術なし
  • ストレスを排除すると改善する
尾ぐされ病
  • 尾びれがボロボロになって短くなっていく
  • 泳ぎ方が変になってくるのは末期症状
  • 感染力が強いので、見つけたら全ての個体に治療が必要

基本的にメダカは病気にかかりにくい魚ですが、環境が悪くストレスがかかってしまうと体調を崩し、病気になります。

病気にかかってしまうと、寿命よりも短命で死んでしまうので、なるべくストレスを与えないように気をつけましょう。

まとめ

  • メダカの寿命が近いサインは、食欲がなくなったり泳ぎに元気がなくなったりする
  • メダカは老化が進むと身体にハリや艶がなくなり、産卵もしなくなる
  • メスは環境が整っていれば毎日卵を産むので、産卵疲れで死んでしまうことがある
  • 産卵ができないと、過抱卵という病気にかかって死んでしまうことがある
  • メダカの寿命は種類で変わらないが、原種に近いほど丈夫で長生きする
  • メダカを長生きさせるには、適した環境にしてストレスを与えないようにする

私は小さい頃金魚を飼っていて、名前をつけて毎日可愛がっていました。

水換えやエサやり、水槽の掃除も手伝い、サインもなく突然死んでしまったときには泣いたことを覚えています。

生き物には寿命があって、良い環境で寿命を全うしてもらうことが、飼い主の役目だと考えています。

メダカは小さくても、1つの命であることに変わりはありません。

寿命が近付けば見て分かるサインを出してくれるので、その変化に気付ける飼い主でありたいですね。

メダカも良い環境を整えてあげれば、長くて5年も生きてくれるので、たくさんお世話をして可愛がってあげてください。

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