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カサゴに似た魚を釣った時の見分け方!釣る時は毒を持つ魚に要注意!

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釣り初心者でも、簡単に釣れると大変人気のあるカサゴ。

写真のカサゴは、「ハナミノカサゴ」というカサゴです。

釣り人にとってカサゴは、身近な釣り場で年間を通して釣ることができるお馴染みの魚で、ロックフィッシュの一種です。

カサゴはヒレに毒を持っていますが、調理すればとても美味しく、市場に出れば実は高級魚♪

いっぱい釣って、家族にうまいカサゴ食べさせてあげよう!

しかしカサゴには、似た魚がたくさんいるので、釣っている途中で「これカサゴかな…」と悩むこともしばしば。

この記事では、カサゴに似た魚を紹介し、カサゴと同じ毒のトゲを持つ魚に刺されない方法や、刺された時の対処法を解説します。

またカサゴに似た種類の魚の美味しい食べ方も紹介しますので、じっくり読んでみてくださいね♪

カサゴに似た魚といえば同じロックフィッシュに多い♪

さっそく釣ったばかりのカサゴの写真、毒を持っているなんて信じられないくらいかわいいですね♪

カサゴのようなロックフィッシュは、海底の岩礁や海藻の間や瀬に棲み、遠くに移動することがない生息範囲が狭く釣りやすい魚です。

ロックフィッシュは、背びれがギザギザで見た目がカサゴと似ている魚が多いです。

ロックフィッシュの生息範囲が狭いということは、カサゴを釣りに行けば自然と似た魚がたくさん釣れますね。

カサゴに一番似た魚は、プロでも間違えるくらいの「ウッカリカサゴ」と呼ばれている魚です。

そんなに似た魚なら、うっかり間違えちゃうよ。

うっかり間違えるほどのウッカリカサゴだけではなく、カサゴに似た他のロックフィッシュも、厳選して紹介していきますね♪

「カサゴ」と「ウッカリカサゴ」どこが違う?

本当にそっくりなカサゴとウッカリカサゴですが、見分けるのはプロでも間違えるほど難しいそうです。

ただ一番簡単な見分け方があって、腹ビレ(軟条)のスジの本数が違うということが判明しました!

カサゴとウッカリカサゴの見分け方
  • 腹ビレ(軟条)のスジがカサゴは18本以下、19本以上あるとウッカリカサゴ
  • 側線付近にある白い斑点の周りに、濃い色の縁取りがあれば、ウッカリカサゴ
メモしてから釣りに行こう。

だからと言って、じっくり触って数えるのは、毒があるのでやめましょう。

個体に差があるので一概には言えませんが、他にも大きさに違いがあり、ウッカリカサゴの方が大きいです。

カサゴは大きいものでも30cm前後、ウッカリカサゴは老成魚だと50cm以上にもなるそうです。

「大きなカサゴが釣れたぞ~!」と喜んでいたら「実はウッカリカサゴ」と、ならないように、筋の本数を数えてみると良いですね。

食べた時もカサゴの方が美味しいそうで、違いを知ってから釣りに行くとなお良いですね♪

強い毒を持つけど実は美味しい「オニカサゴ」

こちら大きさは違いますが、本当にそっくりな左がカサゴ、右がオニカサゴです。

オニカサゴを拡大しますね。

オニカサゴ

お店で見つけたオニカサゴなので、毒をもつ背ビレや腹ビレのトゲが切られ処理されてはいるものの、なんだか迫力があります!

カサゴとオニカサゴの見分け方
  • 側線付近に突起物があればオニカサゴ、なければカサゴ
  • 腹ビレを広げるとオニカサゴの方が明らかに大きい
  • 顔の突起物がかなり多いのがオニカサゴ、少なければカサゴ

オニカサゴはカサゴより強い毒をもっていますが、お店の人が「食べるとオニの方が美味しいんだぞ~!」と教えてくれました。

毒が強いのに食べられるの?

カサゴやオニカサゴの毒は、ヒレのトゲの部分にあって、身ではありません。

慣れている釣り人は、釣り上げるとすぐにはさみでトゲを切るそうです。

トゲで手や指を切ってしまうことも多いので、あなたも釣りに行くときは、しっかりとハサミを用意してから行きましょう。

オニカサゴに刺されると、幹部の痛みが腫れと共に数週間続くので、本当に気をつけましょう。

「ソイ」と「タケノコメバル」もよく釣れる魚

カサゴに似たロックフィッシュで有名なのが、ソイやタケノコメバルです!

この2種はカサゴを釣りに行くと本当によく出会うそうで、毒はありません。

カサゴとソイの見分け方
  • 下顎が上顎より出ていたらカサゴ、下顎より上顎が出ていたらソイ
  • 尾ビレが角ばっていたらカサゴ、丸みを帯びていたらソイ

釣りに行ってソイが釣れたら嬉しいですね、クロソイならもっと嬉しい。

ソイは調理もしやすく煮つけが最高で、帰ってきてから食べるのが楽しみですね♪

カサゴとタケノコメバルの見分け方
  • カサゴは白い斑点模様、タケノコメバルは縦縞模様
  • 色が明るい茶色から赤に近い色がカサゴ、黒に近ければタケノコメバル

タケノコメバルは、鱗が固いので処理しやすく、濃厚なダシが出るそうで、釣れたら汁物にして味わいたいですね。

また皮が固いわりに身が柔らかいので、しゃぶしゃぶもオススメです♪

「ミノカサゴ」と「ハナミノカサゴ」

この章の最後にご紹介するのは、美しいカサゴの女王、ミノカサゴとハナミノカサゴ。

こちらの2種はカサゴを釣りに行って出会うことは少ないのですが、たまに釣れるため紹介しておきますね。

とても似ているミノカサゴとハナミノカサゴなのですが、ソイやタケノコメバルと違い毒を持っています。

ミノカサゴとハナミノカサゴの見分け方
  • 口の下の部分の顎から胸部にかけて、模様がない方がミノカサゴで、筋のような模様がある方がハナミノカサゴ

模様は個体によって差があるので一概には言えませんが、この顎の模様が2種を見分ける一番良い方法だと言われています。

釣りよりもスキューバーダイビングで遭遇する確率の方が高いですが、釣れた場合は毒のある軟条がカサゴより長いので注意しましょう。

カサゴに似た毒もち魚に遭遇したら本当に気をつけて!

カサゴだけではない、毒を持つ似た魚…。
有名なのはフグですが、まだまだたくさんいます。

カサゴに似た毒のトゲを持つ魚を釣ってトゲに刺されてしまった、海水浴で触って刺されてしまったとしたら大変な痛みに襲われます!

持っている毒は、タンパク質の一種でペプチドとヒスタミン系で、激しい痛みが走ります。

カサゴは微毒ですが、オニカサゴやオニオコゼは、痙攣を起こしたり、最悪は呼吸困難になったりします。

カサゴに似た毒のトゲを持った魚は、すぐ近くに潜んでいるので、毒を受けてしまった場合の対処法を、きちんと学んでおきましょう。

本当に毒は危険です!!
応急処置をしたら、すぐ病院に行きましょうね。

危険な毒をもつ「オニオコゼ」

醜悪な見た目のオニオコゼ、体の表面にはイボ状や房状の突起物があり、見るからに毒がありそうな姿をしています。

オニオコゼの特徴
  • 色はこげ茶や黒で、頭の部分より尾ビレに向かう胴体の方が細く、鱗がない
  • 体の表面はイボ状や房状の突起物だらけ

今回写真で紹介することは出来ませんでしたが、毒については詳しく書いていきますね!

この記事に出てくる魚の中で、1位2位を争うほど危険な毒をもつオニオコゼですが、食べると大変な美味です。

オニオコゼが持つ毒は、カサゴと同じタンパク質の毒で、ヒレのトゲに毒があります。

トゲに刺されると幹部はパンパンに腫れ、数週間痛みが引かないこともあるので、必ず病院に行きましょう。

死んでもトゲの毒は残るので、釣れたらすぐにトゲの部分をハサミで切り落としましょう。

かわいい顔して毒をもつ「アイゴ」

アイゴもカサゴを釣りに行けば釣れる魚で、やはりヒレのトゲにタンパク質の毒を持っています。

アイゴの特徴
  • 葉っぱのような形の魚で、そこまで醜くはない
  • 皮は分厚く、口は小さいですが唇が分厚い
  • 体の色は緑褐色で褐色の横シマ模様と白い斑点がある

毒はそこまで強くありませんが、やはり刺されると痛みが数時間つづきます。

そして知る人ぞ知る、アイゴの特徴の一つである、アンモニア臭…。

海藻を多く食べている魚は独特な匂いがすると有名ですが、アイゴも海藻を食べるので、かなり臭いそうです。

臭いとちょっと持って帰るのがなぁ…。

アイゴの腸である「ゼンマイ」は珍味として有名なので、釣れたら臭いからと海に戻さず、せっかくなので持ち帰って調理してみましょう。

私はゼンマイを食べたことがあるのですが、あまりオススメできる感想が言えなくて、非常に残念に思っています(笑)

アイゴも釣ってすぐや調理前に、ヒレをすべて切っておきましょう。

毒を回避する方法と毒を受けた時の対処法

釣り人に有名な、ランケルの「フィッシンググローブ」です。

なぜここの一番最初にこのグローブを紹介したか、もうおわかりですね?

毒魚を釣っても刺されないようにグローブをする。

読んでいるうちに私の考えがわかってきましたね、さすがです!

毒魚を釣って素手で触ってしまう前に、釣りをするときはグローブをして、自分の身を守ることが大切だからです。

もし釣りではなくても、よくわからない珍しい魚を、いきなり素手で触ることは、絶対にやめてください!

万が一素手で触り毒に侵されてしまったら、直ちに病院へ行ってください。

カサゴのように、毒のトゲを持っている魚に刺されてしまった場合の応急処置は書きますが、あくまでも応急処置です。

痛みが引いたから…、と応急処置だけで済ませることは、絶対にしないでください。

毒のトゲに刺された時の応急処置

カサゴやこちらで紹介したカサゴに似た魚は、背ビレや腹ビレ(軟条)のトゲに毒をもっています。

ここで紹介した魚の毒はタンパク質なので、高温に弱い毒です。

万が一、刺されてしまったら、やっと我慢できるくらいの温度のお湯に、幹部を数分つけましょう。

毒を絞り出すようにしてください。

刺されたのがオニカサゴやオニオコゼの場合は、すぐに病院に行きましょう!

カサゴに似た種類の魚!カサゴは釣るのが経済的♪

今回取材をしていたらカサゴが食べたくなってしまい、新鮮な魚が手に入る場所として有名な、築地場外市場に足を運んでみました!

せっかく釣りに行ってもカサゴが釣れなかった場合、どこで買えるのか、またどのくらいの値段で買えるのか知りたいですよね?

カサゴは市場に出れば、1kgで2,000円~3,000円で販売される高級魚です。

ちょっと高いじゃないのよ、あなた絶対に釣ってきてよ!

釣り好きの旦那様がいたら「絶対に釣ってきて」と、言いたくなる値段ですね。

経済的にもカサゴは釣るのが一番なので、釣りに行ったら必ず釣りましょう(笑)

プププ…プレシャーだな。

頑張って釣ってください(笑)

せっかく市場に行ってきたので、カサゴに似た種類の魚や、カサゴの美味しい食べ方を聞いてきました♪

お目当てのカサゴはすでに売り切れていたのですが、カサゴに似た種類の魚は発見することができました。

カサゴはお刺身にして食べても、から揚げにして食べても美味しい魚なので、出せばすぐに売れていくそうです。

高いのに売りきれるということは、そうとうな美味だと思われます。

カサゴに似た種類の魚といえば、メバルやホウボウです。

この築地でもそうですが、カサゴを求めて何件か取材していると、おもしろいことがありました!

お店の人に『カサゴありますか?』と聞くと、「カサゴはないけどメバルがあるよ」とか「ホウボウでいい?」といっぱい言われました(笑)

そんなに似た魚なら美味しいだろうなぁ♪

ここではカサゴを釣れなかった場合や、買いに行って売っていなかった時に、お店の人がすすめてくる特選2種をご紹介しますね♪

カサゴと同じ種族の「メバル」

カサゴ目フサカサゴ科で、カサゴと同じグループのメバル。

私のカサゴ探しの旅の途中、何度もお会いできました(笑)

味わいはカサゴに似ていますが、カサゴよりもメバルの方が、脂がのっていてお刺身は絶品です。

カサゴが釣れず市場に立ち寄って売っていなかった場合、間違いなく一番すすめられるのは、メバルと言っても過言ではないです!

先ほども書きましたが、カサゴはありますかと聞いているのに、「メバルあるよ!」や「メバルの方がウマいよ」と、さんざん言われました(笑)

カサゴを探しているのに、なぜそんなにメバルをすすめるのか聞いてみたところ…

カサゴと一番似てるからだよ、一緒一緒!

だそうです(笑)

そこまで言われたら近いうちに絶対、カサゴとメバルのお刺身を並べて、食べ比べをしようと心に決めています♪

ぜひ両方釣って食べ比べてみてはいかがですか?

カサゴに似た淡白な味わい「ホウボウ」

カサゴ目ホウボウ科のホウボウは、カサゴに似た淡白な白身でヒラメのような味わいです。

ホウボウもカサゴと似ていて、お店の人にたくさんすすめられました♪

ただホウボウを刺身で食べる時は、アニサキスが寄生している可能性があるので注意しましょう。

カサゴにアニサキスがいる心配は、ありません。

ホウボウの刺身は絶品ですが、アニサキスの心配があるので、-20℃以上で24時間以上冷凍したものを解凍してから食べましょう。

アニサキスの処理法

60℃以上で1分以上、加熱する

-20℃以下で24時間以上、冷凍する

家庭用冷蔵庫の冷凍室は-18℃前後なので、48時間ほど冷凍する

お店の人に、安心して食べるならどんな食べ方が良いか聞いてみたところ…

加熱しちゃえば、なんでも大丈夫だよ!

…と答えてくれました。

釣りで釣るのも良いですが、魚市場を歩くと威勢の良いお店の人から色々な魚の話が聞けて、それもまた楽しいですよ♪

カサゴを美味しく食べるなら刺身が一番♪

最近お腹がすいているのか、食べ物の記事ばかり書いている私(笑)

カサゴもそうですが、お店の人に「鮮魚の一番おいしい食べ方は?」と聞くと…

そりゃ刺身だよ!

…と、威勢の良い答えが返ってきました。

私もとてもしつこい方なので、威勢のよさに負けずにもう一問ぶつけてみました。

「刺身じゃなかったら、美味しくないの?」と…。そうしたら、

「カサゴはから揚げも最高だよ」や「ぶつ切りにしてミソ鍋もうまいぞ」など、慌てて答えてくれました(笑)

私は数件まわってカサゴに出会うことはできませんでしたが、朝早く魚市場に行けばカサゴに出会えるかもしれませんよ♪

まとめ

  • カサゴに似た魚は、同じロックフィッシュに多い
  • カサゴと他の魚の見分け方は、見ればそれぞれにきちんと特徴がある
  • ヒレのトゲに毒を持っているため、釣ったらすぐにヒレの部分を切り落とす
  • トゲに刺されたら、我慢できるくらいの熱いお湯に患部を数分浸ける
  • カサゴは市場に出れば高級魚なので、経済的にも釣るのが一番良い
  • カサゴの美味しい食べ方は、刺身や唐揚げ、ぶつ切りにしてミソ鍋

カサゴに似たロックフィッシュの一部を紹介してきましたが、まだまだ他にもたくさんいます。

同じ種類のヒレに毒を持った魚に遭遇したら、直接触らずグローブや軍手をして、すぐヒレを全て切り落としましょう。

これさえわかっていれば、釣りに行って毒のトゲに刺されることは、まずありません。

お刺身にしても加熱した料理でも万能に美味しく食べることができる、タンパクな白身のカサゴ。

あなたもさっそく新鮮なカサゴを、釣りに行ってはいかがでしょうか♪

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