肌色って言い換えがあるの?今の時代に合った言い方を知ろう♪

肌色って最近聞かなくなった気がしますが、あなたは使っていますか?

何も気にせずに使っている!

実は、肌色にはいくつか言い換えがあり、私が小学生のころ使っていた肌色のクレヨンは、「うすだいだい」という色表記でした。

肌色の方が分かりやすい気がするけど…

私も、同じ肌色という認識があるもの同士であれば分かりやすいですし、何も違和感はありません。

しかし、日本には様々な肌の色をした方が住んでいますし、日本国籍であっても肌色ではないかもしれません。

この記事では、肌色の言い換えは何があるのか、言い換えられるようになった理由を紹介していきます!

また、肌の色について英語では何と言い換えたり、考えられたりしているのかをお伝えしていきます。


肌色を言い換えた色名とは?言葉の意味もご紹介♪

あなたは肌色と聞いて、どんな意味や色を思い浮かべますか?

私は、思わず自分の肌の色を想像しました。

それは決して間違いではなく自然な考えだと思うのですが、肌色といっても、人間は様々な肌の色がありますよね。

例えば、日本人でも、色白な人もいれば小麦肌の人もいますし、国籍は日本で両親がアメリカ人という場合だってあります。

肌色って言葉は意外と奥が深い!

そうなんです。
どうしても日本人の多くは、肌色=やや赤みを帯びた薄い黄色をイメージしてしまいます。

そこで、最近は肌色を何と言うのかと、言い換えられた言葉の意味を紹介していきますね♪

うすだいだい(薄橙)

肌色の言い換え1つ目は、「うすだいだい」です。
漢字だと、「薄橙」と書きます。

うすだいだいとは、「ダイダイ」というミカン科の果実からきていて、「薄」がついているため、薄いだいだい色を示しています。

上の写真は、木になっているダイダイの実です。

ダイダイという果実は今回調べて初めて知ったのですが、とても鮮やかなオレンジ色という印象です。

実は、だいだい色はオレンジ色と同じ扱いで、あざやかな黄赤です。

ペールオレンジ

肌色言い換え2つ目は、「ペールオレンジ」です。

ペールオレンジとは、英語でpaleが「薄い」という意味で、オレンジは文字の通りオレンジ色を示しています。

うすだいだいは和風で、ペールオレンジは英語って感じ!

そうですね。
言い方が違うだけで、うすだいだいもペールオレンジも同じ色です。

では、幼い子供達は、肌色を何と言っているのでしょうか。

私は保育士をしている友人に、保育園でクレヨンを使うと思うけど、肌色のことは何て言ってるの?と聞いてみました。

そうすると、予想外の答えが返ってきました。

保育園では、肌色って言っているよ!

私は、教育現場だからこそ今の時代に合わせて、そういった差別的に捉えられるかもしれない言葉に、とても敏感だと思っていました。

実際、その友達は3歳児と5歳児に聞いてくれたのですが、3歳児はうすだいだい・ペールオレンジは伝わらなかったそうです。

5歳児は、うすだいだいが伝わる子もいたようですが、ペールオレンジは分からなかったとのことでした。

その友達は、肌色が差別的な言葉に捉えられる問題があることは知っているけれど、子どもたちには肌色が一番伝わると言っていました。

私は、肌色は間違った言葉ではなく、日本特有の色表現だと思います。

しかし、子どもたちの中にも様々な肌の色をした子がいるので、意識していく必要がありそうですね。

ベージュ

肌色の言い換え3つ目は、「ベージュ」です。
ベージュとは、もとはフランスの色名で、現代では薄くて明るい黄色・茶色を示します。

JISの色彩規格では、「明るいはいみの赤みを帯びた黄」とされています。

ベージュが一番しっくりくるかも!

確かに、日常会話でうすだいだいやペールオレンジという言葉はあまり使わないですよね。

化粧品ですと、ファンデーションや化粧下地で、ライトベージュやピンクベージュなどの色展開をしています。

ベージュは普段の生活で馴染みのある色表現ですので、肌色の言い換えとして使っても違和感がありません。

先ほど、幼い子供はうすだいだいとペールオレンジは伝わりにくいと話しましたが、ベージュは伝わるのでしょうか。

ベージュも保育士の友人に聞いてもらったところ、3歳児も5歳児も分からなかったそうです。

私は、商品の表記は変わりつつありますが、なかなか会話で肌色を言い換えることは進んでいないなと感じました。


肌色を言い換えないと差別的に捉えられる!?事例3選!

これまでは、肌色の言い換えは何があるかを紹介してきました。

でも、なぜ肌色を言い換えるようになって、今では聞くことが減ったのでしょうか?

実は、肌色を言い換えるようになった時期やきっかけがあるんです。

①大手文具メーカーが「はだいろ」表記をやめた

引用 株式会社サクラクレパス公式HP

事例1つ目は、文具メーカーが「はだいろ」表記を辞めたことについてです。

大手文具メーカー3社は、2000年頃に「はだいろ」表記から、うすだいだいやペールオレンジに言い換えています。

大手文具メーカー3社

  1. 株式会社サクラクレパス…うすだいだい
  2. 三菱鉛筆株式会社…うすだいだい
  3. ぺんてる株式会社…ペールオレンジ
なんで「はだいろ」表記をやめたの?

大手文具メーカー3社は、肌の色への固定観念を与える可能性があるとして、「はだいろ」表記をやめました。

差別的だという声もあがっていたようです。

ぺんてる株式会社のみペールオレンジという表記ですが、ぺんてるは海外シェアが多いため、英語表記にしたそうです。

同時期に「はだいろ」表記をやめたのは、市場混乱を避けるため、各メーカーが協調したからです。

そう思うと、肌色が言い換えられるようになったのは20年前ぐらいからなんだね。

幼い頃に肌色と教わった世代の人がいたり、肌色の方が使いやすかったり、私は思ったより肌色の言い換えが浸透していないと思いました。

②Apple社の絵文字

事例2つ目は、Apple社の絵文字が問題になったことです。

iPhoneユーザーの方なら分かると思いますが、iPhoneにはこのような人の絵文字が入っていますよね。

なんだか肌の色がおかしい!

私はiPhoneユーザーで、ある時アップデートをして絵文字を見たら、違和感がある肌の色になっていてびっくりしたのを思い出しました。

今回調べて初めて知ったのですが、デフォルトの絵文字の色が変わったのには理由があったんです。

2015年4月に、MAC用OSの最新バージョン「OS X Yosemite 10.10.3」と、iOSの最新バージョン「iOS 8.3」を公開しました。

この時、絵文字がアップデートされ、新たな絵文字を300種類追加し、人に関する一部の絵文字が肌の色を選べるようになりました。

その理由は、人の顔やしぐさの絵文字が白人を連想させるものが多く、世界中で差別的だと問題になったからです。

その後、Apple社はデフォルトの色を含め、6種類から肌の色を選べるようにしました。

差別的だという指摘を受けて、実際にはない肌の色をデフォルトの色にしたんです。

特に世界中にシェアがある企業は、こういった人種差別の問題に対して慎重になる必要がありますね。

③ファミリーマートで「はだいろ」表記が問題に

事例3つ目は、ファミリーマートが女性用下着の色を、「はだいろ」と表記をして販売したと、情報番組で取り上げられたことです。

ファミリーマートでは、2021/3/23にプライベートブランドの女性用下着を全国発売しました。

その前に関西で先行販売をしていましたが、その時は「ベージュ」の色表記だったんです。

しかし、商品を全国販売する際、もっと幅広い世代に販売していきたいという意向で、ベージュから「はだいろ」に変えました。

う~ん、分からなくはないけど、今の時代を考えると肌色は差別的な気がする…

その通りで、ファミリーマートの社内などから「不適切ではないか」と指摘があり、全商品が回収されるという事態になりました。

5月下旬からベージュ表記に戻して販売される予定ですが、販売する前に反対の意見が出なかったのか気になりますよね。

私は、このニュースを日本テレビ系列の情報番組「スッキリ」で見ました。

スタジオでは、「考えをアップデートしていかなければならない」とおっしゃっている方が多かったです。

少しずつでいいので、色々な考え方を知っていきたいですよね。

肌色の言い換えは英語にはない!国際的な言い方をご紹介♪

今までの事例を振り返ると、日本では肌色という言葉に対して違和感を覚える人は少ないかもしれません。

しかし、あなたは肌色を英語で伝えようと思ったとき、何と表現しますか?

英語には、日本人が使っている「肌色=やや赤みを帯びた薄い黄色」という言葉はありません。

じゃあ、どうやって言い換えるの?

欧米では、そもそも肌の色を話題にするということはあまりないそうです。

なぜかというと、欧米では人種差別が大きな問題となっていて、人権に関しての意識がとても高いからです。

そのため、あまり軽々しく肌の色について話すことは避けた方が良いですが、必要な時はどのように肌の色を表現するのか気になりますよね。

英語では、肌の色をはっきりと言うのではなく、色の明るさや先祖のルーツを用いた表現が使われているようです。

アジア系

私は日本人ですので、アジア系です。

アジア系の肌の色を英語で言うときは、こんな言い換えがあります。

  • olive(オリーブ)
  • medium(ミディアム)
  • Japanese(ジャパニーズ)※日本人に限る

はっきり何色と言わなくてはいけないと思うかもしれませんが、「Japanese」と言うのもありです。

ちなみに、「yellow」は差別的な表現として捉えられますし、本人が使うと自虐的な感じになってしまうので、使わない方が良いです。

黒人

黒人には「黒」という色が入っているので、「black」と思いがちですが、「black」はなるべく使わないようにしましょう。

「black」は間違いではないのですが、肌の色を決めるのは本人です。

こちら側に悪気がなくても、もしかしたら相手が嫌な思いをしてしまうかもしれません。

黒人の肌の色を英語で言う時ときは、こんな言い換えがあります。

  • dark skin(ダークスキン)
  • African American(アフリカンアメリカン)

「dark skin」はなんとなく、「dark=暗い」からだと理解できますが、「African American」は不思議に思う方もいるのではないでしょうか。

「African American」は直訳すると、「アフリカ系アメリカ人」です。

アメリカでは、「African American」と先祖のルーツを使って、肌の色を表現することがあるようです。

結構分かりにくいな~。

明確に肌の色を伝えたい場合、例えば「○○さんってどの人かな?」と尋ねることがあったとします。

この場合、「背は低めで小柄な白人女性だよ」と伝えるように、見た目の特徴をはっきりと言った方が伝わります。

そのため、「black people」も使われるようです。

但し、人によって出身国や人種が違うため、相手によっては差別的に捉えてしまう可能性があるので注意しましょう。

白人

黒人と同じく、白人には「白」という色が入っているので、「white」と思いがちです。

日本人は色白に憧れを抱く人が多いと思いますが、「Your skin is white!」なんて言ってしまうと、失礼な表現にあたる可能性があります。

白人の肌の色を英語で言う時は、こんな言い換えがあります。

  • Caucasian(コケイジャン)

「white people」も使われるようですが、相手のことを知ったうえで、使っていい言葉なのかどうかを判断する必要があります。

「black people」と同じで、明確に肌の色を伝える必要がある場合は、「white people」を使ってもいいでしょう。

ヒスパニック

ヒスパニックとは、スペイン語を母国語とする「ラテンアメリカ系」の総称です。

日本人には、あまり馴染みのない言葉かもしれません。

ヒスパニックはアジア系?白人?黒人?

この記事では肌の色について話していますが、ヒスパニックは肌の色や国ではなく、言語と文化などで分類されている表現です。

ですので、ヒスパニックだからこの肌の色という縛りはありません。

ヒスパニックの人に対して肌の色を言う必要があるときは、色の明るさ「light」や「dark」を用いて言い換えをするのが無難ですね。

まとめ

  • 絵画用品の「はだいろ」は言い換えられ、「うすだいだい」や「ペールオレンジ」という色表記に変わった。
  • うすだいだいやペールオレンジで伝わらない場合、相手や状況によっては肌色を使う。
  • 2000年頃から「はだいろ」表記をなくす動きが始まり、大手文具メーカー3社は世間の混乱を防ぐため協調した。
  • Apple社は人の絵文字について肌の色を選べるようにした。
  • ファミリーマートは差別的問題に繋がるとして、女性用下着の「はだいろ」表記を「ベージュ」表記へ変更した。
  • アジア系、黒人、白人にはそれぞれ人権や、肌の色に配慮した英語の言い換えがある。
  • ヒスパニックはスペイン語を母国語とするラテン系アメリカ人のことで、肌の色は色の明るさを用いて言い換えるのが無難。

肌色の言い換えは、商品の色表記から始まったことが分かりました。

しかし、まだまだ日本では肌の色や人種差別などの問題は、認識が薄いようです。

肌色は、相手や状況によって使ってもいい場合はありますが、肌の色がみんな同じではないことをきちんと理解しておく必要がありますね。

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