人気Youtuberの自宅トレーニング動画や、24時間営業のフィットネスジムの誕生で筋トレが身近なものになってきた今日この頃。
筋肉量が増える=痩せやすい身体になるとも言われています。
私は筋トレ歴もうすぐ1年の筋トレ初心者です。
自宅やジムの体重計で筋肉量を日々測定しているのですが、体重計が変わると数値も変わる事があります。
また「体重計の筋肉量」と検索すると「あてにならない」というワードも見かけます。
一生懸命筋トレしているのにこの数値は正しいの?と混乱してしまいますよね。
今回の記事では私の実体験を元に、体重計の筋肉量のはあてにならないのかについて調査しました。
安心してください!コツさえつかめば、体重計で筋肉量はきちんと計測出来ます。
あてにならない、なんて事はないですよ♪
目次
体重計の筋肉量があてにならないのは嘘!理由を解説
体重計の筋肉量があてにならないと言われる理由は、以下のような現象が起こっているからです。
- 筋トレを頑張っているのに昨日よりも筋肉量が減っていた
- 朝と夜で、筋肉量が大幅に違う
- いつもと違うメーカーの体重計で計測したら、数値が違ったなど
しかし一般的な体重計で計測する筋肉量は、計測方法の特性を知れば、あてにならないことが嘘だと分かります。
市販されている体重計では主に生体電気インピーダンス法と呼ばれる方法で筋肉量を測定しています。
これは体重計に乗った時に身体にわずかな電気を流し、その電気が身体の中でどれくらい流れやすいか?を調べる方法です。
~電気の特性を知る~ | |
【脂肪は水分量が少なく、電気が通りにくい】 | 【筋肉は水分量が多く、電気が通りやすい】 |
筋肉は水分量が多いので電気が通りやすく、その性質を利用した計測方法をしており、電気の特製を活かした理にかなった仕組みです。
また体重計に性別、身長、年齢などを登録した覚えはありませんか?
体内の水分量が多いタイミング=筋肉量の数値は大きくなります。
体内の水分量によって1日の中でも数値が変わってしまう事が理由で、体重計の筋肉量はあてにならない、と言われてしまうんですね。
また、「性別、身長、年齢」のデータについては各社オリジナルのものになります。
メーカーによって測定する筋肉が違う
体重計メーカーの大手でもあるタニタ、そして私が使っているWithingsの違いを見ていきましょう。
タニタ |
なぜかタニタの体重計は他の体重計に比べて、数値が大きく出る事が多い。
という口コミをよく見かけます。
実はタニタでは「骨格筋」だけではなく、「平滑筋」も含めて計測されています。
一言で筋肉と言っても、実はこのように3つの種類に分けることが出来ます。
骨格筋=手足や身体全体の筋肉
平滑筋=内臓についている筋肉
心筋=心臓についている筋肉
タニタの体重計は筋トレで付けていく筋肉(骨格筋)以外に、内臓の筋肉(平滑筋)も合わせて数値が出ているのです。
Withings |
マイナーなメーカーですが、私は見た目重視でチョイスしたWithingsというメーカーの体重計を使っています。
調べて驚いたのが、Withingsの体重計では骨格筋、平滑筋、心筋全てが筋肉量として計測されていたのです。
自宅で計測した数値とジムの体重計(タニタ)の数値が異なる理由は、水分量だけではなく
筋肉量の定義が違ったからなんですね。
タニタとWithingsを比較してみた
これは起床後、水分を取らずに同日に自宅とジムの体重計で計測した数値です。
【タニタで計測した筋肉量】 | 【Withingsで計測した筋肉量】 |
WithingsのパーセンテージをKgに直すと40.9Kgになりました。
タニタは38.2KgでWithingsでは40.9Kgですので、2.7Kgの差があります。
私も今回の調査をしてみて、自分が使っている体重計では心筋まで計測されているなんて、とても驚きました。
だからと言って、体重計の買い替えは今のところ考えていません。
下図を見て貰いながらその理由をご説明しますね。
以下のグラフは約1年に及ぶ、私の筋肉量の数値の動きをデータ化したものです。
※測定は毎朝起床後、お手洗いを済ませてからという同条件で計測していました。
※濃い青色の線が私の筋密度の推移です。
①②③は筋トレ集中期
④⑤は筋トレオサボリ時期
振り返ると、集中して筋トレをしている時期は数値が上がり、逆におサボりの時期は筋肉量が下がっている事が分かります。
1日1日で見ると水分量の誤差であれ?と思う数値が出ることはあっても、長期的に見るときちんと筋トレの成果が反映されていますね。
まずはあなたの持っている、または購入を検討されている体重計の特性を知ってあげる事から始めましょう。
そしてその特性をきちんと理解し、日々の細かい数値にとらわれ過ぎないことが大切です。
正しい測定方法を続けていけば、自分の筋肉量の増減をきちんと知る事は出来ますよ♪
体重計の筋肉量測定でおすすめなメーカー2選!
筋肉量を測定するに当たって、数ある体重計の中からどれを選べばいいの?と迷っちゃいますよね。
体重計を選ぶ際は、自分にとって必要な機能・予算を基準に検討してみてください。
今回は厳選した2メーカーのおすすめ体重計をご紹介します♪
タニタ
やはり、体重計メーカーの大手のTANITAは信頼感があり、実績が豊富にあるのでおすすめです。
TANITA BC-314は、お手頃価格ながらも筋肉量はもちろんの事、基礎代謝量や内臓脂肪レベル等、色んな数値を測定出来る優れもの。
そして50g単位で体重が測定出来る点も、ダイエッターには嬉しいポイントですね。
Withings
私も使っているこちらの商品はフランス生まれの体重計です。
Withingsは見た目がスタイリッシュな点、そしてHealth Mateというアプリと連携して数値管理が出来る点がとてもおすすめです。
このアプリを利用する事で自動的に測定した数値が反映されるので、とても便利な体重計ですよ。
毎日計測してアプリで管理することで、筋肉量の平均値が分かり、自分の目安が分かるようになるります。
体重計で筋肉量の正確な数値を測定するコツをご紹介!
これまで見てきた通り、筋肉量は水分量と密接な関係がありますよね。
ズバリ!体内の水分量が一定のタイミング、そして同じ体重計を使うという事が正確な
筋肉量を数値を測定するコツです。
おすすめの計測のタイミング
タニタの体重計ではこの図のように食事を取ってから2時間は空けて、特に食後2時間後かつ入浴前が推奨されています。
体重計で正確な筋肉量の数値を測定するには
- 食後2時間は経過してから
- 入浴直後は避ける
- 運動の直後は避ける
- 衣服は毎回同じものを着用
- 排尿、排便は済ませておく
- 計測のタイミングは毎日同じ時間帯
- 毎回同じ体重計で測定する
まとめ
- 一般的な体重計は身体に電気を通して測定しているため、体内の水分量・時間帯によって筋肉量が変わる
- メーカーによって筋肉量の定義が異なる
- TANITA BC-314は、手頃な価格ながら多機能
- Withingsはデザインが良く、アプリとの連携で健康管理をしやすい
- 毎食2時間後、入浴前が測定のベストなタイミング
- 同じメーカーの体重計、そして同条件で毎日測り続けることが大切
体重計の筋肉量があてにならないと言われる理由は、測定時の条件やメーカーが異なるからだと分かりました。
筋肉量は毎日測定する事で、ダイエットやボディメイクの手助けになってくれる事、間違いなしです!
体重計はたくさん種類がありますが、測定する項目・アプリとの連携の有無・登録できる人数を選ぶポイントにしてみてください。