ガーベラは、お花屋さんでよく見かける定番のお花です。
ガーベラは鉢植えのサイズもあり、あなた自身で育てることもできます。
鉢植えのガーベラの寿命は決まりはなく、きちんと育ててあげると何年もお花を楽しめます。
育て方はコツを押さえると、鉢植えのガーベラを育てることは難しくないので、初心者さんにもおすすめです。
- 鉢植えのガーベラの寿命
- 鉢植えのガーベラの育て方のコツとQ&A
春と秋の開花を楽しみながら、あなたも鉢植えのガーベラを育ててみませんか?
目次
ガーベラの鉢植えの寿命は育て方次第で何年も持つ!
植物を育てたい!と思ったとき、気になるのは「寿命」と「育て方」ではありませんか?
鉢植えのガーベラの寿命の長さは、特に決まりはありません。
ガーベラの種類は多年草なので、枯れさせない限りは何年もお花を楽しめます。
ガーベラは多年草で長く楽しめる
鉢植えのガーベラは正しくお世話をしておけば、寿命を気にする必要はありません。
多年草とは植え付けたあとに、数年間はお花を咲かせたり実をつけたりするサイクルを繰り返す植物のことです。
ガーベラの他に、代表的な多年草の植物を以下にまとめます。
- チューリップ
- ヒヤシンス
- アネモネ
- ユリ
- ダリア
- シクラメン
育て方は異なりますが、上記の植物を育てたことのある方はガーベラのイメージが湧いてきそうですね♪
ガーベラのお花を楽しめるのは1〜2週間
ガーベラの開花時期は、春と秋の2回あり、お花が楽しめるのは1〜2週間です。
- 春の開花は、4〜6月
- 秋の開花は、10〜11月
お花の色は、赤・ピンク・黄色・オレンジ・白色が一般的です。
鉢植えでお花を楽しんだ後は、切り花として花瓶に挿したり、ドライフラワーにしたりして楽しめますよ。
詳しくは、「ガーベラを切り花で長く楽しむには?」「ガーベラでドライフラワーを作る方法は?」をご覧ください。
ガーベラの鉢植えは育て方が重要!育て方の難易度は?
続いて、気になる鉢植えのガーベラの「育て方」について解説します。
鉢植えのガーベラを育てるのは、難しくはなく普通くらいの難易度です。
この章では、似ている難易度の植物と、ガーベラの育て方のコツについてまとめます。
- 鉢植えの選び方は、①葉の色が濃い②茎が太い③蕾が多くついている
- 育てる場所は、①風通しの良いところ②日当たりの良いところ
- お花が終わるタイミングで、根元からポキッと折る
- 水やりは土が乾燥してから行う
- 植え替え・株分けは、1年ごとに行う
ガーベラを育てる難易度をチェック!
ガーベラを育てるのは、アサガオやチューリップより難しく、ヒヤシンスやダリアと同程度の難易度です。
やさしい | 普通 |
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【まずはここから】鉢植えの選び方
鉢植えのガーベラは「①葉の色が濃い②茎が太い③蕾が多くついている」の3点に注意して選ぶと良いです。
葉の色が濃いことだけでなく、色が落ちている葉がないかも確認しましょう。
また、害虫が付いていないかも確認して、購入してくださいね。
3〜4月は、蕾やお花がついた鉢植えが出回るので狙いやすい時期です。
蕾は株元付近についているので、お花を少し避けて確認してください。
春・秋にお花が咲いている鉢植えを購入する際は、そのまま開花時期が終わるまで楽しめます。
このとき、鉢の受け皿は必要なので100均などで別途用意しておきましょう。
【置く場所を決める】育てる場所の選び方
鉢植えのガーベラを置く場所は「①風通しが良い場所②日当たりの良い場所」の2点に注意して選びます。
梅雨時期は、雨が直接ガーベラに当たらない場所に置きましょう。
お花に雨が当たってしまうと、花びらに花粉が流れ、黒いシミができてしまう原因になります。
雨以外でも、お花が濡れてしまった場合は、軽くトントンとして水滴を落としてあげましょう。
ガーベラは、日当たりの良い場所を好みますが、真夏の強い日差しは苦手です。
ほかにも、冬の強い北風が当たる場所や、強い西日が当たる場所は避けましょう。
冬場は、霜が降りないように、外で育てる場合は必ず軒下で育ててください。
【実際に育てる】日常で気をつける水やり
ガーベラは、やや乾燥している土壌を好むので、土の表面が乾いてから株元に水やりをしましょう。
水で湿っていると、根腐れの原因になるので注意が必要です。
お花が咲いている状態の春・秋の場合は、立ち上がっている花の軸・葉っぱがしなっと倒れてきたらお水をあげるタイミングです。
ついついかわいくてお水をたくさんあげてしまうことが、初心者さんに多い失敗です。
また、お花や茎、葉っぱに水がかからないように地表近くからそっと与えてくださいね。
【開花が終わった】お花が落ちたあとの処理
ガーベラの開花時期が終わったら、お花の軸の根本からグーッと倒してポキッと折りましょう。
軸が途中で切れてしまうと、そこから腐れたりカビが生えたりする原因になります。
お花が終わるタイミングの見極め方は、お花の中心部である目が閉じているかを見れば良いです。
お花が散るまで楽しむと、お花についている種が鉢に落ちて、本来の株元に栄養が回らない可能性があります。
お花の目が閉じてしまったら、そろそろ花びらがパラパラっと落ちていくので、ポキッと折ってしまいましょう。
【1年育てたら】植え替え・株分け
鉢植えのガーベラは根詰まりしてしまうので、毎年植え替え・株分けをしましょう。
根っこ部分を見て、鉢植えの底でグルグルっと根を張っている場合は、鉢植えのサイズが合わず窮屈な状態です。
植え替えの際に根っこを確認して、ひとまわり大きな鉢植えに移行してあげると良いです。
株分けをする場合は、茎が2〜3本あるガーベラを選び、根っこ周りの土を落とし、新しい鉢植えにいれます。
- 隙間なく土で埋めること
- 水はけの良い土を選ぶこと
- 傷んでいる根や葉を取り除くこと
- 明るい日陰に置くこと
- 水をたっぷり与えること
- 肥料は1週間与えないこと
ガーベラの鉢植えがしおれたらどうする?ガーベラQ&A
鉢植えのガーベラを育てていると、しおれたらどうすればいいの?肥料は?など疑問が湧いてくるかもしれません。
そこで、この章では、ガーベラのQ&Aをまとめました。
このQ&Aを読むと、心配なくガーベラを育てることができますよ♪
ガーベラがしおれたときの対処法は?
鉢植えのガーベラがしおれたら、まずは時期を確認しましょう。
真夏もしくは冬時期の場合、ガーベラにとって苦手な季節です。
鉢植えのガーベラは日の当たる場所を好みますが、真夏の暑さや直射日光に弱いです。
さらに、基本的に、霜や凍結をしない場所であれば冬越しできますが、5℃で生長が止まり、0℃で葉が枯れて休眠状態になります。
冬が過ぎて暖かくなってくると、また芽を出して生長を始めますよ。
真夏は明るく風通しの良い日陰に、冬場はベランダや室内の日当たりの良い場所に、と時期に合わせて、鉢植えの場所を移動してあげましょう。
夏や冬でない時期にしおれたら、お水が足りないかもしれません。
お花や葉っぱが、しなっとなってきたときはお水をあげるタイミングです。
たっぷりお水をあげて、その後は十分に乾燥させましょう。
肥料の与え方は?
春・秋の開花期間中、液体肥料を1〜2週間に1回与えてあげるとガーベラは元気に育ちます。
ただし、夏の暑い時期・冬の寒い時期やお水をたっぷり含んでいるときは、液体肥料を与えないようにしましょう。
植え付け時には、緩やかに効果を発揮する緩効性肥料を与えると良いですよ。
もらった鉢植えの楽しみ方は?
ガーベラの鉢植えをプレゼントでいただいた場合は、スリーブを外してそのまま開花を楽しみましょう。
スリーブとは、輸送時にお花を守る包装紙のようなものです。
スリーブに通気孔が空いていることもありますが、風の通りが悪くなってしまい、葉っぱが蒸れる原因になります。
ですので、まずはスリーブを外してから、ガーベラを楽しむようにしてください。
ガーベラを切り花で長く楽しむには?
鉢植えの上でガーベラの開花を楽しんだ後は、切り花にしてお花を楽しむことができます。
切り花のガーベラは、葉っぱがなく、水上がりがとても良いので、水の量は軸の先端から5cm程度までにしてください。
水が当たっているところからふやけてしまい、短く切る必要が出てくるんですね。
短く切った後は、お花の軸のサイズに合わせて花瓶も小さくしていくと良いです。
軸がすべてふやけてしまった場合でも、花首を切ってお花だけで楽しむこともできます。
白いお皿に水を張り、浮かべるだけでとってもかわいく飾れます♪
軸が長い状態〜短い状態〜お花だけの状態までトータルで3週間程度楽しむことができます。
カラフルなガーベラの色を活かして、生け方を考えるのも楽しそうです!
ガーベラでドライフラワーを作る方法は?
鉢植えでガーベラを楽しんだあとは、ドライフラワーにすることでインテリアに彩りを与えてくれます。
切り花として1、2日程度楽しんで、ドライフラワーにすることができます。
ガーベラをドライフラワーにする方法は「①ハンギング法」「②シリカゲル法」の2通りです。
ハイギング法は、名前の通り「吊るす」だけで簡単にドライフラワーが作れる方法です。
準備物は、ガーベラ・輪ゴム・ヒモ・ハサミの4点で済むので、改めて何か購入する必要もなさそうです。
お花を下に向けて、輪ゴム・ヒモで茎を結び、湿気が少なく直射日光の当たらない、風通しの良いところに吊るすだけです。
1〜2週間くらいでガーベラのドライフラワーの完成です♪
シリカゲル法は、乾燥剤であるシリカゲルを使ってドライフラワーを作る方法です。
ガーベラを花首部分でカットして、ドライフラワー用のシリカゲルを上からふりかけて密閉し、1〜2週間程度で完成です。
シリカゲル法は、ハンギング法と比べるとお花に色味を残したままドライフラワーにすることができますよ。
ハンギング法とシリカゲル法、それぞれの特徴について以下の表にまとめます。
ハンギング法 |
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シリカゲル法 |
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まとめ
- ガーベラは多年草で決まった寿命はなく、育て方をおさえると何年も楽しめる
- ガーベラの開花時期は春と秋で、お花を楽しめる期間は1〜2週間
- ガーベラを育てるのはアサガオ・チューリップより難しく、ヒヤシンス・ダリアの難易度と同程度
- 鉢植えのガーベラを上手に育てるコツは、①置く場所②水やり③お花が散った後の処理④植え替え・株分け
- 鉢植えのガーベラは夏・冬の生長が鈍るので、しおれた・枯れたと心配しなくて大丈夫
- 鉢植えでガーベラのお花を楽しんだあとは、切り花やドライフラワーにすることもできる
ガーベラはかわいらしくもあり、咲いている姿が凛としているお花ですよね♪
比較的育てやすく、きちんとお世話をすると何年も仲良くできるお花です。
個人的には、切り花やドライフラワーにすることで、楽しみ方のバリエーションがあるのも魅力だと思いました。
お気に入りの相棒ガーベラを見つけて、育ててみてはいかがでしょうか?