シャボン玉石けんはナゼ危険といわれる?その理由や石鹸品質を調査!

サスティナブルに対する取り組みが活発になった今、私達の意識も変わってきています。

環境に優しい成分で作られた洗剤や石鹸が、見直され選ばれているのも、その現れです。

しかし、そんな活動が盛んになる前から、環境や自然に配慮してきた企業もありました。

その企業のひとつが、無添加石鹸で有名なシャボン玉石けんです。

シャボン玉石けんは、石鹸の製造・販売をしている老舗企業です。

商品名がそのまま企業名となっています。

しかし商品の人気がある一方、危険だというキーワードも出てきているのです。

無添加を謳っているのに危険とは、どういうことなのでしょうか。

シャボン玉石けんは何が危険なのか、噂の理由と成分や製法を調査しました。


シャボン玉石けんは危険じゃない!危険と言われる理由

引用 シャボン玉石けん公式HP

シャボン玉石けんはもともと、合成洗剤の製造・販売をしていた会社です。

当時、社長だった先代の経験を機に、無添加石鹸へ方針転換されたといわれています。

長年、湿疹で悩んでいた先代が、試作中の無添加の粉石けんを使うと、症状が改善されたそうです。

そこで、湿疹の原因は自社の洗剤によるものと分かり、合成洗剤は危険だと認識されました。

その経緯から、1974年頃には無添加の販売に切り替え、現在に至ります。

体に危険な害を及ぼす合成洗剤から、無害な無添加石鹸へ、シフトチェンジしたのです。

それ以来、シャボン玉石けんは一貫して無添加にこだわった石鹸作りをしています。

その品質の高さは、消費者からの支持を多く得ています。

石鹸の成分の安全性も周知の通りです。

先代が退いた後、シャボン玉石けんはさらに積極的に、無添加の良さを広める活動をしました。

情報発信の中で、少々やりすぎでは?とも思われる広告戦略も目立つようになっています。

そのため一部では、シャボン玉石けんは危険な会社だと言われることもあるようです。

では、具体的にどのようなことが危険と言われているのか、説明していきたいと思います。

さまざまな媒体を使った情報発信のやりすぎ?

シャボン玉石けんは現在の社長に代わってから、さまざまな方法で情報発信をしています。

自社のホームページと公式オンラインショップがリンクし、商品購入もしやすく大変便利です。

そこでは会社の理念の他、さまざまな商品情報や、講演会や工場見学などの告知もしています。

シャボン玉石けんは、他の企業に比べて圧倒的にSNSを駆使しているのも特徴です。

公式では、フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、LINEで発信しています。

他にも、「シャボンちゃんねる」という公式You Tubeチャンネルまで持っているのです。

ネットツールほとんど網羅しててスゴっ!
You Tubeでは主に、社員の方が教えるおすすめ商品の便利な使い方を紹介しています。

その他にも、工場の様子まで見せてくれています。

このように、時代に合わせたやり方で頑張っているという印象ですが…

一部のネットユーザーからすると、無添加の押しつけがウザいと反発があるようです。

ステマにもなりかねないような宣伝方法が、危険と感じる人もいるようでした。

極端な差別化による違和感がある

シャボン玉石けんは、さまざまな媒体を上手に使いこなしている印象があります。

時代に合わせて情報発信の仕方を変える柔軟さは、流石ですね。

しかし、自社の製品の特徴や良さを伝える一方、他製品との比較に違和感を感じる人もいるようでした。

シャボン玉石けんの1番の売りは、「無添加」であることです。

反対に、他に添加物が多少でも入っている石鹸は、害悪のような表現をしているそうです。

確かに、シャボン玉石けんは、純粋な成分で作られた良い物というのはわかります。

しかし、自社製品以外はすべて悪のような扱い方は、どうかという意見も多いのです。

恐怖心を煽って、商品を購入させようとしているのでは?と疑問を抱いている人までいます。

無添加アゲが強引に見えちゃったのかもね

正反対とも取れる成分についての見解

他製品との比較の時と同様、シャボン玉石けんでは無添加以外を嫌う傾向があるようです。

自社の製品を引き立たせる為なのかも知れませんが、やりすぎとの懸念もあります。

成分についても、他製品の時と同じように、企業としての考え方をたまに発信しています。

例えば、炭酸塩については、危険な毒であるかのような紹介のされ方でした。

炭酸塩は洗濯用の石鹸によく使われ、石鹸カスの抑制や、洗浄力アップに効果を発揮します。

汚れの成分はほとんどが酸性の為、洗剤にアルカリ性の炭酸塩が入ると汚れ落ちが良くなります。

炭酸塩は昔から使われている成分で、環境にも肌にも悪いものではありません。

むしろ無機物なので、有機物に比べ環境に過度の負荷をかける心配がないのです。

しかしシャボン玉石けんでは、炭酸塩があたかも有害で、環境に良くないように伝えていました。

炭酸塩が入っているものは低品質だといわんばかりの表現に、困惑している消費者もいます。

それとは逆に以前、公式サイトで排水口のニオイやつまりに、炭酸塩を勧めていたこともありました。

しかし、現在その投稿は削除されています。

他にも、非正規で炭酸塩の販売もしていた為、それを見た消費者が混乱したようです。

強引な自社製品への啓蒙活動

そしてもう一つ、シャボン玉石けんで疑問視されているのが、EM石鹸についてです。

EM石鹸とは、光合成細菌や乳酸菌、酵母の善玉菌の集合体を混ぜて練り込んだ石鹸です。

この石鹸は使う人の健康を守り、排水しても生態系を蘇らせる効果があると謳っていました。

EM石鹸は環境の改善になると、環境問題に関心のある人達の購買意欲を高めたのです。

しかし、善玉菌の集合体をアルカリ性の石鹸に混ぜた時点で、死滅するのではと疑問視されました。

石鹸の製造過程では熱処理もあり、菌が活性化したまま石鹸に残るのは無理と言われています。

土壌肥料学会からも、効果については疑わしいとの見解も示されました。

こうした経緯から2005年に、公正取引委員会より景品表示法違反の注意を受けています。

これにより、EM石鹸に水質改善についての表示はされなくなりました。

挑発的すぎる広告戦略への疑念

シャボン玉石けんではこれまで数多くの広告戦略をしてきたことでも有名です。

中でも衝撃的だったのが「無添加を疑え」と「香害」の2つの広告でした。

2010年に「無添加を疑え」というキャッチコピーで新聞広告を出した時の画像がこちら。

引用 広告朝日

社長の森田氏が自社の商品を手にした写真とともに、「無添加を疑え」の文字。

会社の理念を伝えたかったとのことで、社長自らが広告塔になっています。

当時すでに自然派や、天然素材などの言葉がもてはやされつつありました。

そんな中、一般的に無添加という言葉も、商品名に広く使われるようになったのです。

しかし中身は違うのに、無添加という言葉を安易に使った悪質な物も、少なくありませんでした。

そこで、警鐘を鳴らす意味も込めて「無添加を疑え」という広告が出されました。

消費者へパッケージの成分表示をよく見て欲しいという、お願いの意味を込めたのです。

そしてもう1つ衝撃的な広告が「香害」の広告。

引用 シャボン玉石けん公式HP

2018年に、社長の森田氏のもとへ届いた小学生からの手紙がきっかけで、できた広告です。

その手紙には、学校に充満する柔軟剤の香りで、体調不良になった事が書かれていました。

それからは、ニオイが苦痛で登校しづらくなったそうです。

当時は柔軟剤の他にも、香りの強い洗剤が世の中に多く出回っていました。

そのせいで健康被害が出ていることもあり、問題提起する意味を込めたのです。

こちらは「無添加を疑え」よりさらに攻めた広告のため、始めは出すのに慎重でした。

同業者からの反発も招きかねない、洗剤の香りを否定する内容だったためです。

しかし、意外にも「よく言った!」と、同じような悩みを持つ人達から支持されました。

確かに、「スメハラ」って言葉もあるくらいだものね

この他にも、シャボン玉石けんでは数々の広告を出しています。

しかしそれらが、すべての人から好意的に受け入れられた訳ではありませんでした。

強めの攻めた文言が「挑発的」「煽っている」と、批判されたことも確かです。

これにより、シャボン玉石けんは消費者を煽る危険な会社、と見られたのかも知れません。

シャボン玉石けんが危険といわれる理由を調べると、以上のことがよく挙げられています。

しかし、品質について危険という口コミは1件も見つかりませんでした。

むしろ無添加で安全だという意見の方が多かったのです。

商品は信頼されているのに、少し攻めすぎた売り方が悪目立ちしてしまったようです。

そういう企業としての姿勢を、残念だと思う声も多くありました。


シャボン玉石けんの成分は?石鹸の安全を追求した製法

シャボン玉石けんは、どのような成分で作られているのでしょうか。

無添加石鹸を売りにしているのがシャボン玉石けんです。

一般的な石鹸とは、成分にどのような違いがあるのかが気になるところです。

シャボン玉石けんの成分を知れば、無添加石鹸についての理解がもっと深まるはずです。

【成分:石鹸素地】主成分は石鹸の素!?

シャボン玉石けんの成分は何でできているのか、表示を確認して驚きました。

パッケージの裏面には、「成分:石鹸素地」とだけ書いてあります。

まさに、石鹸の素という意味で名付けたのでしょうね。

主成分しか入っていないのが無添加だ、という企業理念がうかがえます。

厳密には、天然油脂の脂肪酸とグリセリンに、苛性ソーダ(苛性カリ)を入れた「ケン化法」になります。

潔いくらいの表示ですが、商品に対する自信の現れなのでしょうね。

シャボン玉石けんは【釜炊き】で作られている

石けんの作り方は、公式You Tube「シャボンちゃんねる」の工場の動画で見ることができます。

【シャボン玉石けん】おうちde工場見学(釜炊き編)

引用 YouTube

釜炊き職人という職人さんによって、1週間~10日もかけて作られています。

まるで酒造りのようにも見えますね。

何よりも驚いたのが、石けんの状態を見るために「味見」をすることでした。

よっぽど自信がないとできないことよね

舐めても大丈夫なくらい、無害で安全だということを証明しています。

【シャボン玉石けん】おうちde工場見学(型打ち・包装編)

引用 YouTube

こちらは、不純物が入らないよう丁寧に練り込まれている様子がよくわかります。

工場の様子をここまで見せてもらえると、消費者としては安心しますね。

シャボン玉石けんの違いとは?石鹸と合成洗剤の比較

シャボン玉石けんでは、無添加石鹸と合成洗剤の違いをどのように説明しているのでしょうか。

もともと合成洗剤を作っていたシャボン玉石けんだからこそ知る、無添加石鹸との違いがあるようです。

シャボン玉石けんでは、合成洗剤との違いは毒性と持続性にあると主張しています。

その上で、石鹸の安全性を唱えています。

石鹸と合成洗剤の見分け方とは?

シャボン玉石けんでは、石鹸と合成洗剤の見分け方を以下のように説明しています。

容器側面、もしくは裏面に掲載されている「家庭用品品質表示法」の「品名」と「成分」を確認してみて下さい。
石けんも合成洗剤も「界面活性剤」の1種ですが、「石けん」に分類されるのは「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸カリウム」です。動植物性油脂に苛性ソーダ(液体は苛性カリ)を反応させたもののみです。それ以外の界面活性剤(合成界面活性剤)を主成分とするものは、全て合成洗剤です。市販のシャンプーやリンスの多くは、合成洗剤に分類されるのですが、これは化粧品に属するため「合成洗剤」の表示はありません。
※体や顔を洗うものは「薬事法/厚生労働省管轄」、その他の洗浄剤は「家庭用品品質表示法/経済産業省管轄」によって、成分表示や広告の規制がなされています。

引用 シャボン玉石けん公式HP

「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸カリウム」以外の界面活性剤が主成分なら、合成洗剤なのだそうです。

天然成分を謳っていても、裏書きを見ると主成分は合成洗剤というのも珍しくないとのことでした。

石鹸と合成洗剤のメリット&デメリット

シャボン玉石けんによる、石鹸と合成洗剤に対する見解は以下の通りです。

石鹸の特徴メリット:分解されやすい成分のため毒性がほとんど無く、肌や環境にやさしい。

デメリット:強い汚れの場合は、たくさんの量が必要。

合成洗剤の特徴メリット:少量でたくさん洗うことができる。

デメリット:泡が消えにくく毒性も残るので、肌や環境への影響が懸念される。

合成洗剤の良さは強力な洗浄力ですが、毒性が強く持続性がある為、自然に還元されづらいと言われています。

それに対し石鹸は、洗浄力をあげるため、汚れの量に応じて使用量を変える必要があるのです。

そのため、使いづらいと思われることもあるようです。

石鹸には、排水が川に流れたとしても、無害になり循環されやすいという利点があります。

まとめ

  • シャボン玉石けんが危険といわれる理由は大きく5つ
  • 情報発信や宣伝のしすぎで、ステマの印象を持たれた
  • 自社製品と他製品との差別化が極端だった
  • 成分について正反対の見解をして、消費者を混乱させた
  • 無添加への啓蒙活動が強引に感じられた
  • 挑発的な広告戦略が、反感を買ってしまった
  • シャボン玉石けんは、舐めても安全な材料で作られている
  • シャボン玉石けんと合成洗剤は、毒性と持続性の強さが違う

シャボン玉石けんには、良い口コミと悪い口コミの両極端な意見が多く見られました。

印象的なのは、商品の品質についての悪い口コミがほとんどなかったことです。

これは、品質の良さが認められている証拠ではないでしょうか。

企業戦略の仕方が危険と捉えられるのは、少し残念な気もします。

しかし、無添加に特化して作り続ける姿勢は素晴らしいですね。

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