ウルトラワイドモニターは、横幅が長いモニターで、臨場感あふれる映像や複数の画面を切り替えずに表示することが可能です。
ゲームや動画編集、仕事での事務作業など、パソコン作業が多い方なら1度は気になったことがありませんか?
- ウルトラワイドモニターは自分に合うの?
- どうやって選べばいいの?
使ってみたいけど、買って後悔しないか?と、なかなか購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか?
ウルトラワイドモニターはサイズ・価格とともに大きな買い物となるので、買って後悔はしたくないですよね。
今回、ウルトラワイドモニター購入の後悔と対策・使用するメリットとデメリットを踏まえた、用途別のおすすめ機種を紹介します。
ウルトラワイドモニターを買って後悔したくない!という方は、ぜひ参考にしてください♪
目次
ウルトラワイドモニターで後悔!理由は事前の準備不足
ウルトラワイドモニターをリサーチしてわかった、買って後悔した理由と後悔しないためのポイントを紹介します。
ウルトラワイドモニターの購入を後悔した理由
ウルトラワイドモニターを検討している人が気になるのが、買った人がなぜ後悔したのかではないでしょうか。
買って後悔した理由
- もっと、大きなサイズのモニターを買っておけばよかった
- 解像度を確認せず買ったため、画面が荒かった
- ゲーム機がアスペクト比非対応だったため、通常の画面サイズでのプレーになった
- 設置してみるとデスクからはみだした
- USB-C端子の有無を確認しなかったためパソコンとの接続が面倒だった…etc.
サイズを見誤ったり、求めるスペックを持っているかどうかの確認不足であったりという理由が多いようです。
後悔しないために確認!チェックポイント
ウルトラワイドモニターを後悔せず買うため、事前にチェックしてほしいポイントが3つあります。
事前チェックポイント
- 何をしたいのか
- どんな性能(機能)が欲しいのか
- どんな環境で使うのか
何をしたいのか
まずは、あなたがどんな用途でウルトラワイドモニターを使うか考えてみましょう。
- ゲームや映画などの映像を楽しみたい
- 動画の編集や、音楽作成をしたい
- 仕事で複数のウィンドウを同時に作業したい…etc.
ウルトラワイドモニターを検討する大多数の使用目的は、大きく分けて以下の2通りになります。
- ゲーム、映像を楽しみたい人
- エクセル等の仕事をメインに使いたい人
これによって、ウルトラワイドモニターに求めるスペックが変わってきます。
あなたがウルトラワイドモニターで何をしたいのか明確にすることが、ウルトラワイドモニター選びを後悔しないポイントのひとつです。
どんな性能(機能)が欲しいのか
用途に合ったウルトラワイドモニターを選んだけど、いざ使うときに、これじゃしたいことができない!と後悔するのは嫌ですよね。
ゲームや映像での使用がメインであれば、スピーカー内蔵やリフレッシュレートなどを確認するといいでしょう。
買う前に備わっていてほしい性能を把握し選べば、後から買い足したり、不満のあるまま使ったりするストレスを抱えずに済みます。
どんな環境で使うのか
ウルトラワイドモニターを設置するには横幅・奥行きが必要です。
意外と多いのが、横幅が設置場所に入るのは確認して買ったが、奥行きを気にせず買ってしまい、作業するときに画面が近すぎたケースです。
映画館で一番前の席に座ったことを思い浮かべてみてください。
あまりに画面が近いと首や目が疲れたり、両端の画面が見にくかったりします。
ウルトラワイドモニターの特徴を効果的に使うためにも、設置環境に合ったウルトラワイドモニターを選ぶことが大切です。
ウルトラワイドモニターのデメリットは何?メリットは?
ウルトラワイドモニターを買って後悔しないためにも、事前のチェックポイントをお話ししました。
ですが、そもそもウルトラワイドモニターには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
ウルトラワイドモニターのメリット・デメリットについて紹介します。
ウルトラワイドモニターのデメリット4選
ウルトラワイドモニターの購入を考えるうえで、知っておきたい4つのデメリットを説明します。
デメリット
- ゲームや映画などがアスペクト比に対応していない場合がある
- 縦の情報量が少ない
- 設置スペースを確保する必要あり
- 一般的なパソコンモニターよりも価格が高い
ゲームや映画などがアスペクト比に対応していない場合がある
アスペクト比とは、画面や画像の「縦と横の比率」のことをいいます。
一般的なパソコンモニターのアスペクト比は「4:3」もしくは「16:9」です。
それに対し、ウルトラワイドモニターは「21:9」と横幅がとても長くなっています。
ゲームの機械によっては、ウルトラワイドモニターのアスペクト比に対応していないものがあります。
アスペクト比が対応していない場合、左右上下に黒いスペースができてしまい、せっかくの横に広い画面を活用できません。
縦の情報量が少ない
ウルトラワイドモニターの画面は、横の画面が長いのに対して、縦幅は短いです。
作業によっては縦画面が足りず、縦の情報量が少ないと感じることもあります。
設置スペースを確保する必要あり
ウルトラワイドモニターはとにかく横幅が長いので、横にスペースが必要です。
さらに、画面自体が大きいため、画面を快適に見るためには画面との距離を確保する必要があります。
ウルトラワイドモニターを設置するためには、横幅と奥行きに十分なスペースを取る必要があります。
設置スペースが十分に確保できないと、操作のしづらさ、目や首の疲れなどを感じる恐れがあります。
一般的なパソコンモニターより価格が高い
一般的なパソコンモニターよりも高額なものが多いです。
スペックによって金額に違いが出てきますが、高スペックなものになると、かなり高額になってきます。
ウルトラワイドモニターのデメリットを4つ紹介しましたが、作業内容によってはデメリットを大きく上回るメリットがあります。
ウルトラワイドモニターのメリット4選
ウルトラワイドモニターを購入する事には、メリットもあります。
メリット
- ゲームや映像の臨場感や没入感を味わえる
- ゲームをするとき、表示範囲が広がるのでプレーが有利になる
- 継ぎ目なしで複数画面を表示でき、作業がしやすい
- 目が疲れにくい
ゲームや映像の臨場感や没入感を味わえる
ウルトラワイドモニターでゲームや映画などの映像を楽しむ場合、横長のワイドな画面により、臨場感や没入感を味わえます。
湾曲タイプだと、よりその効果を感じられます。
ゲームをするとき、表示範囲が広がるのでプレーが有利になる
ウルトラワイドモニターでRPG、シミュレーションゲーム、FPSなどのゲームをするときに、表示範囲が広がり、ゲーム中の視野が広がります。
一般的なパソコンモニターでは見えなかった両端が見えるため、プレーを有利に進めることができます。
継ぎ目なしで複数画面を表示でき、作業がしやすい
いくつものウィンドウを開いて作業するような場合に、画面上に継ぎ目なしで複数の画面を表示できます。
2つのモニターを並べて使用するデュアルモニターは、モニター枠により継ぎ目が気になってしまいます。
ウルトラワイドモニターの場合は、1つの画面なので継ぎ目がなく、視界にストレスなく画面を見ることができます。
目が疲れにくい
解像度にもよりますが、画面の横幅が長いのでウィンドウを無理なく広々と表示できます。
目を凝らさず済むので、目が疲れにくいです。
いかがでしょうか?
デメリットは、設置場所に注意したり、高額な商品であったりと事前に理解しておかなければならない点が多いです。
しかし、仕事や趣味で使用するときには、作業効率がとても重要ですよね。
効率を重要視する人には、メリット面は注目すべきポイントです。
ウルトラワイドモニターおすすめ3選!選び方のポイント
これまで、ウルトラワイドモニター購入後の後悔やメリット・デメリットを解説しました。
この章では、ウルトラワイドモニターを買って後悔しないよう、ウルトラワイドモニターを選ぶポイントとおすすめを紹介します。
ウルトラワイドモニターの選び方ポイント5つ
ウルトラワイドモニターを選ぶときのポイントを5つ紹介します。
選ぶときのポイント
- 種類
- 画面サイズ
- 解像度
- 機能・性能
- 設置環境
種類
ウルトラワイドモニターには、平面タイプと湾曲(曲面)タイプの2つがあります。
・平面タイプ
画面が平面の一般的なタイプです。
仕事などで複数のウィンドウを開いたり、動画編集などの作業を行ったりするのに向いています。
・湾曲(局面)タイプ
画面が内側に湾曲しているタイプです。
画面に囲われるような感覚があり、臨場感や没入感を味わえます。
ゲームや映像を楽しむのに向いています。
画面サイズ
ウルトラワイドモニターの画面サイズは、4種類あります。
画面サイズ | 大きさ |
---|---|
29インチ | 29cm×68cm |
34インチ | 34cm×79cm |
37.5インチ | 37cm×87cm |
39.7インチ | 40cm×93cm |
設置環境や、使用感でサイズを決めましょう。
できれば、実際にお店に行って実物を見てみることをおすすめします。
解像度
解像度とは、画面上の画素(ピクセル)がどのくらい並んでいるのかを表しています。
箱に敷き詰めた粒の数といったイメージです。この粒が多いほど解像度が高く、画質がきれいに表示されます。
ウルトラワイドモニターの主な解像度は以下になります。
解像度 |
---|
UWFHD(2560×1080) |
UWQHD(3440×1440) |
UWQHD+(3840×1600) |
5K2K(5120×2160) |
パソコンの解像度が低いのに、ウルトラワイドモニターの解像度が高いものを買っても、高解像度で表示できません。
また、ワードやエクセルなど仕事メインで使う場合は、あまりに解像度が高いと文字などが小さく表示され見づらくなってしまいます。
・解像度1920×1080のパソコン
・解像度2560×1080のウルトラワイドモニター
文字もキレイに見えて仕事がしやすいです!
機能・性能
ウルトラワイドモニターをより効果的に使うため、必要な機能・性能が備わっているか確認することも大切です。
仕事メインの使用でも、ゲーム・映像メインの使用でも確認してほしいのが接続機器です。
・USB-C端子
USB-C端子対応だと、パソコンの充電とモニターへの映像出力をこの1本で完結できます。
これなら、接続も手間取らず、デスク周りがケーブルだらけにならずスッキリします。
ゲームや映像メインで使用する方は、次の機能・性能がウルトラワイドモニターやゲーム機等に備わっているか確認することをおすすめします。
- スピーカー内蔵かどうか
- リフレッシュレート
- 応答速度
- アスペクト比は対応しているか
<スピーカー内蔵かどうか>
スピーカーが内蔵されたウルトラワイドモニターもあります。
スピーカーを別に設置する必要がないので、デスク周りをコンパクトにしたい方におすすめです。
<リフレッシュレート>
リフレッシュレートとは、1秒間に処理できる静止画像の数で、Hz(ヘルツ)という単位で表します。
リフレッシュレートの数値が高いほど、滑らかな映像になります。
特にゲームを楽しみたい方はリフレッシュレートが、最低でも60Hz以上であることをおすすめします。
<応答速度>
応答速度とは、画面の色が変化する速度のことで、ms(ミリセカンド)という単位で表します。
応答速度が早ければ早いほど、色の変化が素早く行われるため残像が少なくなります。
格闘ゲームやFPSなどでは応答速度が速いとそれだけ有利になります。
<アスペクト比は対応しているか>
ウルトラワイドモニターのデメリットでも触れましたが、アスペクト比とは、画面や画像の縦と横の長さの比率のことです。
ウルトラワイドモニターのアスペクト比にゲーム機や映像データが対応していない場合、画面の両端や上下に黒幕が出てしまい、映像を画面全体に表示できません。
自分がプレーしたいゲームや映画などが、ウルトラワイドモニターのアスペクト比に対応しているか確認しましょう。
購入したあとで、ゲームの操作性が悪かったり、横長の画面にフルで映像を映せなかったりしては残念ですよね。
以上の性能・機能を確認したうえで購入すれば、よりウルトラワイドモニターを効果的に使うことができます。
設置環境
ウルトラワイドモニターを購入するうえで、とても大切なのが設置環境です。
横幅はもちろん、奥行きを確保しなければ、画面が近すぎてせっかくのワイドな画面がマイナスに働いてしまいます。
また、デスクに置くのか、アームで浮かせるのか設置方法も様々です。
設置場所を具体的にイメージし、十分なスペースを確保してウルトラワイドモニターを選びましょう。
ウルトラワイドモニターのおすすめ3選
ウルトラワイドモニターの使い方別におすすめを3つ紹介します。
- とにかくゲームを楽しみたい
- 仕事と映像どちらも必須
- 仕事での使用がメイン
とにかくゲームを楽しみたい
ウルトラワイドモニターでゲームを楽しみたい!没入感を味わいたい!という方におすすめなのが、「HUAWEI MateView GT」です。
HUAWEI MateView GT
湾曲タイプでスピーカー搭載、リフレッシュレートが165Hzとゲームに最適で、高い没入感も味わうことができます。
サイズ展開は、34インチ/27インチです。
仕事と映像どちらも必須
仕事でマルチタスクをこなしたり、映画などの映像も楽しんだりしたい方におすすめなのが、「LG 34WQ650-W 」です。
LG 34WQ650-W
平面タイプで複数のウィンドウを作業できるのはもちろん、ブルーライト低減モードなど仕事で長時間作業する方に向いています。
スピーカー内蔵、リフレッシュレートが100Hzなどスペックも高く、ゲームや映像を楽しむこともできます。
仕事でも趣味でも使いたいという方におすすめです。
サイズ展開は、29インチ/34インチです。
仕事での使用がメイン
ワードやエクセル等の仕事で使用し、たまにユーチューブなどを見る程度という方もいますよね。
ハイスペックでなくてもいいという方におすすめなのが、「LG 34WL500-B」です。
LG 34WL500-B
平面タイプで、解像度2560×1080のウルトラワイドモニターです。
ゲームや映像に特化しているわけではないですが、応答速度5ms、リフレッシュレート75Hzとスペックも十分あります。
サイズ展開は、29インチ/34インチです。
複数ウィンドウを開いても見やすく、快適に作業できます。
以上、ウルトラワイドモニターのおすすめ3つを紹介しました。
あなたの用途に合ったウルトラワイドモニターをぜひ見つけてくださいね♪
まとめ
- ウルトラワイドモニターを買って後悔した理由は、サイズやスペックの確認不足
- 事前に用途・性能・設置環境を確認する
- アスペクト比が対応していなかったり、設置に場所をとったりデメリットもある
- メリットは、没入感や複数画面を表示できるワイドな画面
- おすすめのウルトラワイドモニターは用途によって異なる
- あなたに合った種類や性能で、ウルトラワイドモニターをより効果的に使える
どうでしたか?
これなら後悔せずに、ウルトラワイドモニターを選ぶことができそうですよね!
ぜひ参考にして、あなたに合ったウルトラワイドモニターを見つけてくださいね♪