あなたは、猫がゴロゴロと喉を鳴らしている音を聞いたことがありますか?
すごく気持ち良さそうだよ!
猫がゴロゴロ言いながら寝る姿を見ると、思わずこちらも微笑んでしまうくらい、愛おしい気持ちになりますよね。
実は、猫が寝るときに鳴らすゴロゴロ音には、猫の意外なサインが隠れているんですよ。
意外なサインって、どんなこと?
本記事では、猫がゴロゴロ言いながら寝る理由を徹底解説します!
寝る時以外のゴロゴロ音の意味や、ゴロゴロ鳴らす仕組み・人間に与えてくれる効果についても紹介しますよ♪
飼い猫のゴロゴロについて知りたい方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
目次
猫がゴロゴロ言いながら寝る事には3つの理由がある!
猫がゴロゴロ言いながら寝る理由として、このような状況が関係しています。
- 病気で苦しい時
- ストレスを感じている時
- 周囲を警戒している時
- リラックスしている時
- 寝言を言っている時
本章では、猫がゴロゴロ言いながら寝る理由について、詳しく解説していきます。
理由①苦しい・ストレスを感じている
病気や風邪など、体調が優れず苦しい時や、周囲の環境にストレスを感じている時に、猫はゴロゴロ言いながら寝ることがあります。
病気を持っている猫や、高齢の猫がゴロゴロ言いながら寝ている時は、何か身体の苦しさを訴えていると考えられます。
気持ち良さそうに寝ていると安易に考えず、ゴロゴロ言いながら寝ているのを見かけたら、その後の猫の様子を注意深く見ることが大切ですよ。
病気だけでなく、ストレスを感じて不快な時にも、ゴロゴロ言いながら寝る猫もいます。
理由②周囲を警戒して浅い眠りの時
猫は警戒心が強い生き物なので、熟睡をせずに、浅い眠りを続けている時があります。
周囲を警戒し、自分の身に何か起きた時に、すぐに反応できるよう臨戦体制を整えているのです!
ゴロゴロ言わずに、静かに眠っている時は、猫がリラックスをして熟睡している証拠です。
理由③リラックスしている・寝言を言っている
猫がとてもリラックスしている時に、ゴロゴロ言いながら寝る時があります。
しっかりと眠れている時に、ゴロゴロと寝言を言っている場合もあるのですよ。
飼い主とも仲良く、健康で元気な猫であれば、リラックスしているか、寝言を言っているだけということも考えられるでしょう。
猫がゴロゴロ言いながら眠っている時は、猫の体調や機嫌に気を配りながら、寄り添ってあげましょう。
猫のゴロゴロ聞き分けポイントは音程にあり!3つ紹介
猫のさまざまなゴロゴロを聞いた時に、出来ればどんな事を伝えてくれているのか、聞き分けたいですよね。
この章では猫のゴロゴロを聞き分けるポイントを3つに分けてご紹介します!
①甘えているゴロゴロの音は中低音
https://twitter.com/tototototoraran/status/1532247225518428160
引用 Twitter
母子間のコミュニケーション時に、母猫は自分の居場所を、子猫は自分の無事を伝え合っていると考えられています。
飼い猫がスリスリしながらゴロゴロ音を出していたら、あなたを母猫のように思い、甘えている証拠ですよ。
甘える時のゴロゴロ音が聞こえないからといって、あなたを信頼していないわけではないので、安心してくださいね。
- ゴロゴロ音を出しながら、あなたに近寄りスリスリしてくる
- お腹を出して見せてくる
- 目を細める
- 前足をふみふみする
猫じゃらしといったおもちゃで、猫と一緒に遊んだり、首周りや背中・額など、猫が好きな箇所を優しく撫でてあげたりましょう。
猫はもっとリラックスして、幸せな気持ちに浸ってくれるはずですよ♪
②苦しくストレスを感じているゴロゴロは低音
低音のゴロゴロを出すことによって、猫は自分自身を落ち着かせ、安心させているという説があるんですよ。
猫が普段と違う様子だと感じた場合は、動物病院を受診しましょう。
- 機嫌が悪そうに、毛を逆立てる
- 近付くと、威嚇される
- 猫が苦手なことをしようとしている(爪切り・シャンプー等)
猫が苦しい・ストレスを感じている時は、あえて近付かずに、猫の様子を見るようにしましょう。
なるべく早めに、動物病院に連れて行ってあげるようにしましょう。
③何かを訴えているゴロゴロは高音
高音のゴロゴロを聞くと、緊急性を感じたり、気分が落ち着かなかったりする飼い主の方もいますが、それはゴロゴロの周波数が原因です。
何かを訴えて要求している時に出るゴロゴロの周波数は、人間の赤ちゃんの泣き声とほぼ同じなんですよ。
- 高い音のゴロゴロを鳴らしながら、ご飯皿の前にいる
- トイレの前でゴロゴロ鳴らす
- こちらをじっと見つめてくる
猫が要求している時は、なるべくその要求に応えてあげるようにしましょう。
ご飯皿の前でゴロゴロしたらご飯をあげる・トイレの前ならトイレの掃除をしてあげる、というように、猫の希望を叶えてあげてください。
猫の気持ちを汲み取ってあげると、猫も喜んでくれますよ♪
猫のゴロゴロは仕組みが未解明!人間への効果とは
普段の鳴き声と違って、ゴロゴロ音は猫のどこから聞こえているのか、わかりませんよね。
この章では、猫がどのようにしてゴロゴロ音を出しているのか、その仕組みと人間への効果について説明します!
声帯を振動させている説が有力!仮説3つ
猫がどのようにしてゴロゴロ音を出しているのか、その原因や仕組みについては未だ詳しく解明されていないんです!
猫がゴロゴロ音を出す仕組みについて、3つの仮説が立てられているので、1つずつ紹介していきますね。
猫が咽頭の筋肉を伸縮させることにより、声帯が振動してゴロゴロ音が出るという説が1番有名です。
普段の鳴き声と異なり、声帯が振動してゴロゴロと音が聞こえるので、見た目ではわからないのも納得ですね。
人間や他の動物にもありますが、猫にも「ニャー」という鳴き声が出せる声帯があります。
声帯とは別に、猫はゴロゴロ音を出すためだけの仮声帯を持っていて、「ニャー」と「ゴロゴロ」を使い分けているという説です。
喉元を通る大静脈の血流が増えると、血流が渦巻くようになり、低い音がでます。
大静脈が渦巻いた低い音が、横隔膜によって増幅してゴロゴロ音が出る仕組み、という説です。
どの仮説も現実味がありそうですが、実際の仕組みについてはまだ解明されていません。
猫のゴロゴロで人は幸せになれるって本当?
猫のゴロゴロ音の周波数は25ヘルツと言われていますが、低周波にはセロトニンと呼ばれる幸せホルモンを分泌させる力があります。
神経伝達物質のひとつである。
セロトニンが分泌されることにより、幸せな気持ちを感じやすくなる為「幸せホルモン」と呼ばれている。
【作用】脳の興奮状態を抑制し、心身をリラックスさせる
【不足すると】精神状態が不安定になり、不安やイライラを感じて、うつやパニックを引き起こしやすくなる
猫のゴロゴロ音には、自律神経やホルモンバランスを整える、驚きの力が備わっているのです!
女性はホルモンバランスが崩れやすいですから、生理が辛い時は飼い猫のゴロゴロ音を聞いて、一緒にリラックスするといいですね。
フランスでは、治療やリラクゼーションにゴロゴロ音を活用した「ゴロゴロセラピー」が行われているんですよ。
まとめ
- 猫がゴロゴロ言いながら寝るのは①苦しい・ストレスを感じている②浅い眠り③リラックス・寝言を言っている3つの理由がある
- 猫がゴロゴロ言いながら寝ているのを見かけ、元気がない等、普段と違う様子が見られたら動物病院を受診するべきである
- 猫のゴロゴロ音には、異なるメッセージが含まれている場合があり、ゴロゴロ音の高低が聞き分けるポイントである
- ①甘えている時は中低音②苦しい時は低音③何かを訴えている時は高音で、③の高音は人間の赤ちゃんの泣き声と同じ周波数である
- 猫がゴロゴロ音を出す仕組みは未だ解明されておらず、声帯を振動させる・専用の声帯がある・血流の音といった仮説がある
- 猫のゴロゴロ音は、幸せホルモンであるセロトニンを分泌したり、骨折などの怪我にも効果があったり、人間にいい影響をもたらす
猫がゴロゴロ言いながら寝る時は、リラックスしている他に、体調を崩している・周囲を警戒しているといった理由があることがわかりました。
ゴロゴロ音の高低を聞き分けることによって、飼い猫の気持ちが汲み取れるようになりますよ!
普段から猫とのコミュニケーションを大切にしましょう。