お気に入りの合皮バッグや財布がボロボロになってきた…捨てるのはもったいないけどどうすればいいの?と悩んでいませんか?
結論、合皮のボロボロは補修スプレーで自分で直せます!
私も持ち手がボロボロになったバッグを「染めQ」で補修したところ、見違えるほどきれいになりました。1,000円以下なので費用をかけずに簡単に補修できます。
この記事では以下をまとめて解説します。
- 補修スプレーでの直し方(写真つき手順)
- 100均ダイソーの補修シートの使い方
- ひび割れ・PUレザーのボロボロへの対処法
- ボロボロの剥がし方・加水分解対策5つ
お気に入りの合皮製品をもう一度使えるようにしましょう!
目次
合皮のボロボロを補修スプレーで直す方法【手順を写真で解説】

合皮のボロボロは補修スプレーで直せます!
合皮の補修スプレーを使用してみた結果、補修スプレーを使用するのに向いている箇所と向かない箇所があることがわかりました。
合皮はどうしてボロボロになるのか、その原因についても解説していきます。
補修スプレーで合皮のボロボロを直してみた体験談
ボロボロになっている部分が少ない場合や、ボロボロであってもお気に入りのものはまだ使い続けたいと思いますよね!
私も持ち手がボロボロになって、もう使えないかなと思いつつ捨てられないバッグがあったんです…。
合皮のボロボロは補修スプレーで直せるらしいという噂を聞いて、実際にやってみましたよ!
今回直していくのはバッグの持ち手部分なのですが、こんなにボロボロです。

今回使った補修スプレーは、「染めQ」という商品です!
私は近所のケーヨーデイツーで購入しましたが、ホームセンターやAmazonなどで購入できます。
カラー展開は全39色もあるので、補修するものにピッタリの色が見つかりそうです!
- まず、ボロボロとめくれあがっている部分を剥がします。⇒剥がし方はこちら
- スプレー缶を上下によく振ってから、補修したい部分から10~15cm離してスプレーします。

- 3分間ほど乾燥させます。
- 好みの色になるまで2と3を数回繰り返します。
- 最後に常温で30分以上乾燥させます。
※十分に換気できる場所で使用しましょう。

ボロボロな状態より良くなりましたが、剥がしているので皮の感じは無くなってしまいました。
後で分かったのですが、染めQには無色の艶出しスプレーがあるので、色付きスプレーの後に使用すると良さそうです。
合皮補修スプレーが向いている箇所・向かない箇所
合皮の補修スプレーを使用してみて感じたことは、使用する箇所を選ぶ必要があるということです。
私が感じた補修スプレーでの補修に向いている箇所は、以下の3つです。
- ボロボロが少ない箇所
- よく動かすパーツ
- カラーチェンジしたい箇所
ボロボロが少ない箇所であれば、シュッとスプレーするだけで手軽に補修できるので簡単です。
四角いかばんの角が擦れて、ちょっとだけ剥がれてしまったりしますよね?
そういった箇所には、補修スプレーがもってこいだと思います。
広範囲がボロボロだと、スプレーを噴射するのが大変ですし、ムラになってしまう可能性があります。
広範囲を補修したい場合には、このような補修シートが向いています!
例えばバックの持ち手のように、カーブしていてよく動かすパーツには補修スプレーが向いています。
逆に、平らな部分であれば補修シートなどで補修した方がきれいな見栄えになると思います。
補修スプレーは、塗布した後に色が落ちてこないか心配だったのですが、きちんと乾燥させれば全く手に付きませんでした。
合皮のボロボロ部分をうまく剥がせれば、スプレーで思い切ってカラーチェンジするのも良いですね!
同じ合皮製品でも、また新鮮な気持ちで使えそうです♪
PUレザー・PVCレザーとは?合皮の種類とボロボロになる仕組み
合皮とは、本革に似せて作られた人工素材で、別名フェイクレザーと呼ばれます。
合皮の構造は、布地をベースに合成樹脂を塗り、表面に型押し等の加工をして見た目や触感を本革に似せています。
本革よりも軽くて安価なため、家具やバッグ、車のシートなど家の中や身の回りに多く使われていますよね。
合皮の種類としてよく耳にするのものでは、「PUレザー」と「PVCレザー」があります。
この2つは表面に塗布された樹脂が異なり、それぞれに特徴があります。
| 名称 | PUレザー | PVCレザー |
|---|---|---|
| 樹脂の種類 | ポリウレタン樹脂 | 塩化ビニル樹脂 |
| 特徴 | 弾力性、柔軟性がある | 光沢がある |
| 価格 | 高い | 安い |
PUレザーのPUは「Polyurethane(ポリウレタン)」の略で、表面にポリウレタン樹脂が塗布されています。
PUレザーは柔らかくしなやかで、弾力性、柔軟性があり、本革に近い質感です。
PVCレザーに比べると通気性もあり、合皮の中では最も本革に近い高級合皮といえます。
PVCレザーのPVCは、「Polyvinyl chloride(ポリビニールクロライド)」の略で、表面に塩化ビニル樹脂が塗布されています。
PVCレザーはつるつると光沢がある見た目で、PUレザーに比べると通気性、柔軟性、弾力性に劣るため安価で手に入ります。
合皮がボロボロになっている状態は、表面に塗布されたポリウレタン樹脂や塩化ビニル樹脂が剝がれてしまっている状態なんです。
では、なぜ剥がれてしまうのでしょうか?
合皮がボロボロになる原因は加水分解!PUレザーが特に注意
合皮の表面に塗布されている樹脂は、水分と結びつくと「加水分解」と呼ばれる化学反応を起こしてバラバラに分解されてしまいます。
合皮がボロボロになるのは、合皮の表面で、この加水分解が起こっているから。
空気中には水分があるので、実は合皮製品は部屋に置いておくだけでも劣化が進んでいるんです!
しばらく使っていなかった靴やバッグを引っ張り出してきて使おうと思ったら、ボロボロになっていた…なんて経験はありませんか?
合皮製品は製造された瞬間から劣化が進んでいて、一般的な合皮の寿命は3年程といわれています。
PUレザーのボロボロは補修スプレーで対応できる!
PUレザー(ポリウレタンレザー)はPVCレザーより本革に近い質感ですが、加水分解が起きやすく3〜5年でボロボロになりやすいのが弱点です。
PUレザーがボロボロになったときの対処法は以下の通りです。
| 状態 | おすすめの補修方法 |
|---|---|
| 表面が少し剥がれている | 補修スプレー(染めQ)で色を補う |
| 広範囲がボロボロ | ガムテープで剥がし → 補修シートを貼る |
| ひび割れが起きている | 補修クリームで柔軟性を補う |
PUレザーは一度加水分解が始まると進行を止めることはできません。早めに補修して長く使いましょう。
合皮のボロボロの剥がし方|ガムテープで簡単にできる

合皮がボロボロになると、つい気になって触ってしまい余計にボロボロになってしまうことはありませんか?
ボロボロの合皮を補修する前には、思い切ってボロボロを剥がす方が良いんです!
なぜ、ボロボロを剥がすと良いのかと剥がし方を解説します。
ボロボロは補修前に剥がすときれいに仕上がる理由
合皮の補修前にボロボロを剥がすと良いのは、その方がきれいに補修できるからです。
合皮がボロボロで、ぼこぼこした状態のところにスプレーしたり、補修シートを貼ったりしてもきれいに仕上がりません。
しっかりとボロボロの部分を剥がした上で、補修をしましょう!
洋服の一部に合皮が使われている場合に、合皮部分がボロボロだとクリーニングに出したときに断られるケースがあります。
ボロボロの部分がきれいに剥がれていれば、受け付けてもらえる場合もあるので、クリーニングに出したいときは剥がしてしまいましょう。
合皮ボロボロの剥がし方はガムテープが最適!手順を解説
ボロボロの剥がし方は簡単で、ガムテープをボロボロの部分に貼りつけてベリっと剥がすだけ!

これだけで、かなりきれいに剥がせます。

誤って合皮のきれいな部分まで剥がしてしまわないように、剥がしたい範囲にカッターで切り込みを入れておくと良いです。
合皮のボロボロを剥がすと、ベースの布地が出てきます。
上の写真だと、表面とベースの布地が同じ黒なのであまり目立ちませんが、異なる色の場合は剥がした部分がはっきりと分かってしまいますよね。
そこで、補修スプレーを使ってうまく隠すためにも、ボロボロの部分を剥がすことが大切なんですね!
合皮のボロボロ・加水分解を防ぐ対策5つ

加水分解が起こることで、合皮がボロボロになってしまうとお伝えしました。
適切な対策をすれば、加水分解を遠ざけ、合皮の劣化を遅らせることができます!
大切な合皮製品を長く使うための対策を解説します。
①水分・汚れはすぐに拭く|加水分解対策の基本
合皮がボロボロになってしまう原因は水分なので、水分を遠ざけることが1番の対策です。
雨で濡れたり、飲み物をこぼして付着してしまったりしたら、すぐに乾いた布で拭きましょう。
また、汚れていると合皮に雑菌が繁殖して傷む原因になりますので、汚れてしまった場合もすぐに拭きましょう。
汚れが酷い場合は、薄めた中性洗剤や重曹水を布に含ませて、優しく擦ります。
最後に必ず、水拭きと乾拭きをして、洗剤や重曹が残っていないか、乾いているかを確認しましょう。
②通気の良い場所で保管|湿気が合皮の天敵
合皮製品は、湿気が大敵なので通気の良いところでの保管がマスト!
クローゼットなどで合皮製品を保管する場合は、除湿剤を置くなどして湿気対策をしましょう。
また、バッグの中には丸めた新聞紙をタオルで覆ったものを入れておくと湿気対策と型崩れ防止が同時に出来るのでおすすめですよ。
③直射日光を避ける|合皮の変色・劣化防止
合皮は直射日光に当てると、日焼けして変色してしまいます。
合皮のソファなどは、なるべく直射日光が当たらない場所に配置しましょう。
それが難しい場合は、UVカットカーテンを使用するなどの対策が効果的です。
④適度に使って動かす|放置するとボロボロが加速する
合皮はずっと動かさずにいるより、適度に使って動かした方が加水分解は進みにくくなります。
同じ場所で動かさずにいると湿気がたまりやすくなるため、時々は使って動かし、製品全体に自然の風を通しましょう。
合皮のソファも同じ場所に座り続けることはやめ、位置を変えて座ってみることがボロボロ対策になります。
⑤異素材との長時間密着を避ける|色移り・劣化防止
合皮は異素材のものと密着させて保管すると、素材によっては色移りしてしまうため、接触を避けるか袋にいれて保管しましょう。
使用する袋はビニール製ではなく、通気性の良い不織布の袋を使用します。
合皮のひび割れ補修には補修クリームが効果的
ボロボロ(剥がれ)ではなくひび割れが起きている場合は、補修スプレーより補修クリームの方が効果的です。
理由はひび割れには柔軟性が必要だから。スプレーは塗膜が薄く、曲げ伸ばしの多い箇所のひび割れには追いつきません。
ひび割れ補修の手順
- ひび割れ部分を乾いた布で拭いて清潔にする
- 補修クリームを少量取り、指や柔らかい布でひび割れに薄く塗り込む
- 5〜10分乾燥させる
- 好みの状態になるまで2〜3を繰り返す
この補修クリームはカラーが選べて、長持ちするのでとってもおすすめです!
【100均・ダイソー】合皮補修シートでボロボロを直す方法
補修スプレーが向かない広範囲のボロボロには、100均ダイソーの補修シートが断然おすすめです!
ダイソーには「合皮補修シート」という商品があります。シートを必要なサイズにカットして貼るだけなので、スプレーより手軽に広範囲を補修できるのでおすすめです🎵
| 比較項目 | 補修スプレー | ダイソー補修シート |
|---|---|---|
| 向いている箇所 | 持ち手・カーブ部分 | バッグ側面・平らな部分 |
| 補修範囲 | 狭い範囲向き | 広い範囲◎ |
| 費用 | 1,000円前後 | 110円 |
| 難易度 | やや難しい | 簡単 |
| 仕上がり | 自然な質感 | シート感が出る |
「合皮補修シート」は、補修スプレーよりも持ち手などの曲がる部分はスプレー・バッグの側面などの平らな部分に使うほうが向いています。
「合皮補修シート」の使い方は以下の4ステップでとても簡単ですよ!
ダイソー補修シートの使い方(4ステップ)
- ボロボロの部分をガムテープで剥がしてきれいにする
- 補修シートを補修したい箇所より少し大きめにカットする
- 裏面のシールを剥がして気泡が入らないよう丁寧に貼り付ける
- 端の部分をしっかり押さえて完成!
💡 コツ:端をしっかり押さえないと使用中に剥がれてきます。貼り付け後にドライヤーで温めると密着度がアップします。
ダイソーにない場合はネット通販でも購入できますよ!
合皮の剥がれをマニキュアで補修する方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
▶ 合皮の剥がれをマニキュアで簡単補修!レザーマニュキュアとの違いや原因・対策も徹底解説
補修スプレー・補修クリームもネットでまとめて購入できます☆
まとめ|合皮ボロボロの補修スプレー・100均シートでの直し方
- 合皮のボロボロは補修スプレー(染めQ)で自分で直せる。費用は1,000円以下
- 補修スプレーは持ち手・カーブ部分・狭い範囲に向いている
- 広範囲のボロボロには100均ダイソーの補修シートが断然お得
- 補修前は必ずガムテープでボロボロを剥がしてから補修するときれいに仕上がる
- PUレザーは加水分解が起きやすく3〜5年でボロボロになりやすいので早めの対処が大切
- ひび割れには補修クリームが効果的。スプレーより柔軟性があり長持ちする
- ボロボロにならないための対策は
①水分をすぐ拭く
②通気良く保管
③直射日光を避ける
④適度に使う
⑤異素材と密着させない
お気に入りの合皮製品は早めに補修するほど仕上がりがきれいになります。
ボロボロが広がる前に、ぜひ試してみてください!


